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2022-02-12

不況に強い全日本&最強タッグ! 小橋健太が三沢光晴と白星発進!!【週刊プロレス昔話】

ジョニー・エースと激しくやり合った小橋健太

 1993年11月13日、全日本横須賀大会で「世界最強タッグ決定リーグ戦」が開幕した。

 三沢は前年の1992年、川田と出場し優勝。その川田が超世代軍を離脱して、田上明と“聖鬼軍”を結成したこともあり、この年は小橋をパートナーに選んだ。

 初戦はダニー・スパイビー&ジョニー・エース組と激突。入場と同時に襲いかかられた小橋はガムシャラなファイトに苦戦。エースのエースクラッシャー、スパイビーのパワーボムで大ピンチを迎えた。だが、三沢の援護射撃もあり、最後はムーンサルト・プレスでエースから3カウントを奪取。伸び盛りの若者が開幕戦から大きな結果を出した。

「最初からあんな攻撃してくるとは…今日のエースには手応えがあった。こういう試合は、やっていて気持ちがいい」

 試合後、控室に戻った小橋は三沢と固い握手を交わして試合を振り返った。1990年4月にタイガーマスク(三沢)とアジアタッグ王座を奪取して以来の栄冠へ最高のスタートを切った。

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