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2022-02-14

還暦のジャイアント馬場が胸を真っ赤に腫らしながら奮闘!「川田や小橋にKOされないように…」【週刊プロレス昔話】

赤いちゃんちゃんこ姿のジャイアント馬場

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 1998年1月23日、全日本プロレス後楽園ホール大会でジャイアント馬場が60回目の誕生日を迎えた。

 試合前、馬場はプロレス写真記者クラブから赤いちゃんちゃんこをプレゼントされて、ニッコリとほほ笑んだ。選手会代表の三沢光晴から花束を贈呈され、休憩時間にはファンが持参したプレゼントを一つひとつ、丁寧に受け取った。

 最後にマイクで「今日は大変ありがとうございました。ひと試合でも多く、これからもがんばっていきたいと思います。これからもよろしくお願いします」と挨拶。この日は三沢、マウナケア・モスマンと組んで、川田利明&小橋健太(現・小橋建太)&渕正信を迎え撃った。

 馬場はおろしたてのロングガウンを着てリングへ。戦前「川田や小橋にKOされないようにしないとな」と語っていたが、歯を食いしばりながらトップ選手たちの猛攻を受け止めた。

 川田&小橋の容赦なき逆水平チョップを食らい、みるみるうちに馬場の胸板は腫れ上がっていく。場内は「ババ」コールが沸き起こる。

 川田のブレーンバスターをDDTで切り返してピンチをしのぎ切った馬場は、渕相手にココナッツクラッシュを敢行。カットにきた小橋にはラリアットを見舞い、16文キックから“伝家の宝刀”ランニング・ネックブリーカードロップ! これで勝負あり。

 試合後にはリング上で徳光和夫さんが直撃インタビュー。真っ赤に腫れ上がった胸板をいっさい気にせずに、馬場は「やられるんじゃないかと、昨日から緊張してました。少しは加減してくれればいいんだけど(笑)。よくまぁ、今日までがんばったと思いますね、自分でも」と語っていた。

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