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2022-02-10

「当時はランディ・サベージに飲まれないように。でも今回は誰にでも飲まれていい」ファミマのプロレス缶宣伝隊長・天龍源一郎が語る後編【週刊プロレス】

ランディ・サベージにパワーボムを決める天龍源一郎

 全国のファミリーマートの一角がレジェンドレスラーで占拠されている。赤いパッケージの缶コーヒーでお馴染み、アサヒ飲料の『ワンダ モーニングショット』のパッケージに、1980年代・90年代にプロレス界を彩った12人のレスラーが当時の週刊プロレスの表紙のまま登場。12人のレスラーを代表して、本プロジェクトの宣伝隊長に就任した天龍源一郎氏に直撃インタビューをお届け。後編ではワンダ缶に使用されているランディ・サベージ戦について語った。

――三沢タイガーを含めた12種類の表紙は週プロ編集部が選ばせていただきました。天龍さんは、生涯のベストバウトとしてあげるランディ・サベージ戦(90年4月28日増刊号・374)をチョイスしました。
天龍 試合を終えて帰るところだね。相変わらず辛気臭い顔をしてるよ(ニヤリ)。

――(苦笑)。天龍さんのどこか憂鬱そうな表情に昭和のプロレスファンは魅了されました。

天龍 天龍源一郎のプロレス人生を振り返った時、いろいろ分岐点はあったけど、このサベージ戦は間違いなくそのうちのひとつだろうね。いかにもアメリカンプロレスのサベージと、その対極のような天龍源一郎の一戦だったけど、(当時の天龍は)ランディ・サベージとかWWF(現WWE)と言われてもそんなに見たこともなかったから、天
龍源一郎は天龍源一郎で行くしかないと思った。そんな天龍を、サベージも受け止めてくれたから成立したんだと思う。

――日米レスリングサミットのベストバウトと名高い一戦になりました。

天龍 ベストバウトか名勝負かわからないけど、娯楽としては面白い試合だったなと自負してますよ。

――その一戦が2022年、ワンダのラベルとして蘇るというのも不思議な縁ですね。

天龍 俺はよく、見てくれてる人はちゃんと見てくれてるし、わかる人はわかってくれるというけど、これもそういう感覚かな。レスラー冥利に尽きるというヤツですよ。

――天国のサベージさんも喜んでいるかもしれません。

天龍 ホントだね。あの時はサベージに飲まれないようにしないといけないと気負っていたけど、今回ばかりは皆さんに飲まれてもいいと思ってるよ(ニヤリ)

――むしろたくさん飲んでほしいですね!

天龍 好きなレスラーが載ってるワンダを何本もまとめて買ってくれる人もいるかもしれないね。飲む用と、飲まずにコレクションしておく用とか。

――これが好評だったら第2弾、第3弾もあるかもしれませんし。

天龍 その時はまたメンバーは刷新されるわけでしょ? 

――刷新されたら天龍さんはどうなるんでしょう…?

天龍 俺がいないとなったら、それはシャクだね(ニヤリ)。でも、今回こうやってワンダのラベルにプロレスが採用されることで、プロレスのすそ野が広がって、業界のためにもありがたいことだと思いますよ。いま1000人以上プロレスラーがいると言われてるけど、ファミマのバイトをしながらこの缶コーヒーを売ってるレスラーもいるかもしれない。その時、コンチクショーと思いながら、俺もいつかこうやって缶コーヒーになってやる!って思うレスラーが出てきたら、それはそれで素晴らしいことだし、プライドを持ってプロレスに取り組めると思いますよ。しかし、プロレスを選ぶなんてこの企画の担当者は度胸があるね(ニヤリ)。

――確かに! 

天龍 これを実現させたアサヒ飲料さんとファミリーマートさんはたいしたもんだよ(ニヤリ)。こういう形でプロレスをピックアップしてもらえるっていうのはすごい励みになるからね。皆さんも週プロとコラボしたワンダを手に取って、当時を懐かしむなり、闘志をかき立てながら、缶コーヒーを味わってくれたらと思いますね。

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週刊プロレスNo.2166(2022年2月23日号/2月9日発売) | 週刊プロレス powered by BASE

今週号の表紙はスターダム後楽園のメインでなつぽいとの30分熱闘ドローでハイスピード王座を防衛したスターライト・キッドです。名古屋ビッグマッチ3日後におこなわれた大会でも次なるビッグマッチへの流れが多く生まれてます。名古屋に続き登場したプロミネンスの世羅&藤田と朱里&テクラが次回後楽園でタッグ対決決定など急展開。そのほかの試合も含めてリポートします。巻頭カラーは2週間ぶりに試合を再開した新日本の幕張大会。IWGP世界ヘビー級王者・オカダとの前哨戦を闘った内藤が、その後のプランなども明かしています。またIWGPタッグ王者の一人、YOSHI-HASHIにインタビュー。デビュー13年で初めてIWGPの冠を取った気持ちなど聞いています。この時期毎年恒例バレンタイン企画「女神たちの告白」。ビジュアル派女子レスラーにバレンタインの思い出、理想のタイプなどを聞く人気企画。今年は6人の女子選手を特写。昨夏にコロナ重篤化で倒れて半年。奇跡的回復を成し遂げた日本プロレス界の名物リングアナウンサー、田中ケロさんを仕事復帰後初インタビュー。命の危機から仕事の現場に戻ってくるまでの半年間を赤裸々に語ります。そのほかドラゲー後楽園、全日本・大阪、DDT沼津、GLEAT大阪、大日本・後楽園、FREEDOMS後楽園、天龍プロ新木場、東京女子・両国、アイスリボン・蕨、wave新木場など掲載。【注意】発送後の返品・返金は原則不可とさせていただきます。送料は無料ですが、第三種郵便での発送となります。通常2~4日でのお届けとなります。また、事前に購入されても発売日にお届けすることは、お約束できません。ご了承ください。

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