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2022-04-16

【陸上】女子走幅跳の高良彩花が6本すべて6m10超えのハイアベレージで個人選手権優勝。4年ぶりの自己新に手応え。

6m10越えのハイアベレージでシーズンインを果たした高良(写真/中野英聡)

日本学生個人選手権が4月15日から3日間、神奈川県のレモンガススタジアム平塚で開催されており、初日の女子走幅跳は高良彩花(筑波大4年)が6m20(-0.1)で制した。

悪コンディションのなかでも手ごたえを得て大学4年目のシーズンイン

「ユニバーが懸かっていたので、最低でも8位以内に入ろうと、そんなに気負わずにリラックスして臨めました」

6月末から中国・成都で開催されるワールドユニバーシティゲームズ(以下、ユニバー)の代表選考会も兼ねている今大会。シーズン初戦だった高良は、6本すべての跳躍で6m10を超える高水準の安定感を見せた。

大会初日は台風1号の影響で雨が降り続き、風も安定しないコンディション。さらに気温も13℃前後で北よりの風が肌を刺すような寒い1日だった。

「天候が良ければ6m30を狙いたかったけど……」

悪条件となった初戦だが、昨季6m33(+0.3)をマークしてユニバーの派遣標準記録を上回っている高良は、8位以内に入って代表を決めること、そして「冬期の成果を確認すること」に集中し、試技に入った。

1本目から、力みのない助走でテンポよく跳躍し、6m13(+0.5)をマーク。その後も6m15、6m11、6m13、6m20、6m16と別次元のアベレージだった。

「冬期に助走を一連の流れで練習してきて、それを確認しながら跳びました。助走序盤の6歩は押して加速する局面ですが、その力加減やリズムを確認して、走力を跳躍につなげることをテーマに跳びました。寒さがあってスピードは8割くらいでしたが、雨のなかでも6m10以下がなかったので、初戦としてはよかったと思います」


女子走幅跳は、高良が6m20(-0.1)で優勝を果たした(写真/中野英聡)

高校時代はインターハイの走幅跳で、同種目史上3人目の3連覇を達成した高良。高3(2018年)のアジアジュニアでマークした6m44(+0.8)という自己ベストは、高校記録タイ&U20・U18歴代最高タイ。大学では自己ベストを更新していないが、大学入学前は12秒4台だった100mも11秒台に入り、CMJ(腕の反動を使わない垂直跳び)は62~63cmと「スプリントも地バネも上がっている」実感があるという。じっくりと土台を再構築し、過去の自分を超えていく大学4年目のシーズンが始まった。

文/新甫條利子 写真/中野英聡

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