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2022-06-12

【陸上】U20日本選手権で中京大中京高が女子100mHワンツー、林美希が13秒46の自己タイで混成との2冠達成

中京大中京高ワンツーを喜ぶ林と髙木

第106回日本選手権と同時に開催されている第38回U20日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)。U20女子100mHで、中京大中京高(愛知)の林美希(2年)、髙木茜里(3年)がワンツーを達成した。

前週のU20日本選手権混成で七種競技自己新V

林の優勝記録13秒46(+1.5)は、3週間前の愛知県高校総体でマークした高校歴代6位タイ、高2歴代最高に並ぶ自己タイ記録。「スタートは出遅れたと思いましたが、後半は自然とハードルが迫ってくるような感覚がありました。県大会のときはたまたま出た記録だと思っていたので、2回目を出せたことは自信になりました」と笑顔を見せた。

前週には秋田で行われたU20日本選手権混成に出場し、七種競技を自己新の5018点で制しており、U20の二冠を手にしたことになる。混成の疲労が残っている感覚はなかったそうだが、直近の練習では思うように体が動かず、「少し不安がありました」と明かす。そんな状態での好記録に、「まさか自己タイが出るとは思っていませんでした」と喜んだ。

中京大中京高の北村肇先生は、「(予選が行われた)前日の午前中にドリルで刺激を入れて、速い動きを取り戻すようにしたのですが、予選があまり良くなかったので(13秒65、-0.1)、今大会ではタイムは出ないかな、と思っていました」と話す。

ところが、決勝前のアップで動きが良くなり、「まずまずの記録が出るのでは」と期待が持てるようになった。北村先生は「できれば3台を出したかったですが、雨のなかでのレースだったので」と及第点を与えた。

U20女子100mH優勝の林美希
U20女子100mH優勝の林美希

四種競技の中学記録保持者で昨年インターハイ七種競技4位

岡崎翔南中3年時の2020年に、全国中学大会の四種競技を3233点の中学新記録で制覇した林。ただ、高校入学前に右太もも裏を痛めた影響で満足に走練習ができず、1年目は無理をせずにじっくりと取り組んできた。それでも、昨夏の福井インターハイでは七種競技で4位に入賞。今季はしっかりと走練習を積めていることが、飛躍の要因になっている。

17日からは、8月の徳島インターハイへの最終関門となる東海高校総体が控える。七種競技と100mHを兼ねることから、「記録を狙うよりも、インターハイへの架け橋になるように1本1本に集中したい」(林)と考えている。シーズン開幕時の目標だった今季中の13秒5台は、早くも達成。これから夏、秋に向けて、常に高いレベルの記録を出せるようにしたいという。

2位の髙木は13秒81をマーク。「中盤から後半にかけて力んで、体が浮いてしまいました」と振り返り、目標の13秒6台には届かなかったが、自己記録を0秒08更新。「ワンツーを狙っていたのでうれしい」と、フィニッシュ後は後輩の林と健闘をたたえ合った。

髙木は大会前から好調だったが、予選では自身3度目の13秒89(-0.1)で組3着にとどまり、プラスで通過。決勝前のアップではあまり良い動きではなかったが、大舞台でしっかりと力を発揮し、屋外の大会では全国初入賞を果たした。

13秒93の自己新で5位の永井真滉(東海大翔洋高3年・静岡)らを含め、ハイレベルな戦いが予想される東海高校総体では、中京大中京高からもう一人、今大会に出ていない片山心菜(2年)が出場。髙木は「自分が1位になるつもりで、1~3位を狙いたい」と、後輩たちをけん引しながら頂点を目指す。

林(左)と髙木(右)
東海大会では中京大中京高で女子100mHトップ3を狙う

文/石井安里 写真/毛受亮介、中野英聡

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