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2022-07-08

ニンジャ・マックが7・16武道館再来日を前に豪語「約束するよ。1年くれたら、NOAHを日本プロレス界のトップにもっていくと」【週刊プロレス】

ニンジャスペシャルを放つニンジャ・マック

NOAH4・29両国に初来日し、驚がくの空中殺法で瞬く間に時の人となったニンジャ・マック。5・5後楽園ではNOAHとの年間契約も発表し、7・16日本武道館大会への再来日も決定した。ニンジャはなぜ忍者になったのか。いかにしてスターダムへ駆け上がったのか。日本滞在中に収録したインタビューの後編をお届け!

――なぜ忍者になったのですか?

ニンジャ リアリティー・オブ・レスリングにいた時は、与えられたキャラクターでいることしかできなかった。その後、息子が生まれて、少しプロレスから離れることになり、もう誰からもコントロールされなくなったので、プロレス復帰と同時にニンジャになった。

――ということは、本当は忍者になりたかったということですか?


ニンジャ イエス! 最初は2019年9月だったかな。ヒューストンのロコ・レスリングというプロモーションに初めて登場した。試合ではなく、正体不明の選手が乱入してきた!という感じだったよ。

――忍者の存在はいつから知っていましたか?

ニンジャ 小さい頃から知ってたよ。ニンジャ・タートルズやパワーレンジャーとかアメリカでもやってたからね。ティーンエージャーになってからはNARUTOとかも見てた。ニンジャが日本の文化だということも最初から知ってる。

――忍者のどこが好きになったのですか?

ニンジャ ライフスタイルだね。

――!?

ニンジャ 忍者は常に肉体と精神を鍛錬して、己を律しなければならない。ボクも日本滞在中は観光を楽しんでたけど、毎日午前6時に起きて、NOAHの道場に行ってトレーニングしてた。それがニンジャにとって当たり前なんだよ。修行は終わることがない。

――過酷な人生になりそうですね。

ニンジャ ずっと続けていかなきゃいけないんだ。みんな歳を重ねると衰えていくと思うだろう。それは違うんだ。確かに体力的には落ちていくかもしれない。けど、精神的には常に鍛練していけば落ちていくことはない。今は32歳だけど、それは精神的レベルが32ということなんだよ。ニンジャは年齢を重ねていけばいくほど強くなる。おそらく55歳になったら、今よりも断然強くなってるはずだよ。

――日々鍛錬ですね。コーヒーを飲むためにストローを持ってきます。

ニンジャ いや、それは必要ない。周りの人に「どうやってマスクのままコーヒーを飲むんだろう」って思ってもらいたいんだよ。昨日もリベラでこのままステーキを食べたしね(笑)。マスクをかぶってる限りはすべてニンジャ。メキシコに行った時にマスクマンのルチャドールからすら「なんでそんなにいつもマスクをかぶってるんだ?」って言われたよ。ニンジャはミステリアスな存在だし、みんなにあの人は何者なんだろうってイマジネーションを働かせてほしいんだ。空港でもホテルでもできる限りニンジャでいるつもりだよ。

――家ではどうしているのですか?

ニンジャ もちろん家でもニンジャだよ。このままキャリアを続けていくことができれば、ザ・ロックとかランディ・オートンがそうであったように、息子にもニンジャの道へと進んでほしい。息子が別の道に進みたいというならば、それでも構わないけどね(笑)。

――話をリング上に戻して、ロコ・レスリングではどんな相手と対戦していましたか?

ニンジャ ロコ・レスリングは自分で試合のクオリティーを選べるんだ。自分が希望する試合を組んでもらう代わりに自分はノーギャラ。ボクはダンテ・レオン、ドラゴン・ベインとの試合を組んでもらった。その中でも'21年3月のベイン戦は大きな転機になったよ。あの試合が映像として世の中に出たことになった後、NOAH、AAA、GCW…いろんな団体から連絡があったからね。 あの試合でボクの価値も上がった。ベインの価値も上がった。ロコ・レスリングの価値も上がった。

――今回、初来日ですが、日本のプロレスについてどんなイメージを持っていますか?

ニンジャ 素晴らしいよ。アメリカのプロレスはTVショーとしてエンターテインメント性が強く出てしまってる。だけど、日本のプロレスはABEMA&レッスルユニバースのスタッフがスポーツとしてリスペクトして中継してるよね。お客さんもリング上の闘いに集中して楽しんでた。よりいっそう日本のプロレスが好きになったよ。

――ニンジャ選手が日本のプロレスを好きになったように、日本のプロレスファンもニンジャ選手のことが好きになっていますよ。

ニンジャ その言葉を聞いて、マスクの下の表情はニヤニヤしちゃってるよ(笑)。日本の会場は雰囲気が素晴らしくて、試合中はすごく嬉しくて仕方がなかった。

――ツイッターでは「ニンジャ」がトレンド入りしました。

ニンジャ もっともっと進化していかなきゃいけないなって感じたよ。まだこれがピークじゃない。私はまだまだ満足せずによりいっそうの試合をお見せできるように、鍛錬に励むだけです。試合をしてお客さんの反応があるたびにもっとやりたい、もっとやってやろうと思っちゃうんだ。さっきも行ったけど、ボクはわがままだから(笑)。

――これからNOAHでの活躍に期待しています。

ニンジャ 今、日本では新日本プロレスが独走してるのは知ってる。でも、約束するよ。ボクに1年くれたら、NOAHを日本プロレス界のトップにもっていくと。ニンジャ・マックはまだ進化の途中。NOAHと一緒にどんどん上を目指していきたい。NOAHはボクがニンジャとして話題になる前からオファーしてくれた。コロナ禍でなかなか来日できなかったけど、その心意気には感謝してるし、自分にできることはやりたいし、期待には絶対に応えたい。

――今後の活躍を期待しています。

ニンジャ NOAHはボクに懸けてくれた。年間契約が決まって7月に再来日が決定したけど、GHCジュニアのベルトにすごく興味がある。これから努力して、GHCジュニアに挑戦できる状態にもっていきたい。同時にジュニアという枠にとらわれることのない闘いも見せていくよ。日本のファンのみなさん、ぜひボクに懸けてみて!

【プロフィル】
ニンジャ・マック/1989年12月29日、アメリカ・ニューヨーク州ロングアイランド出身。165㎝、87㎏。2015年にデビュー。テキサス&フロリダ地区で暴れ回り、アメリカのROHやGCW、メキシコのAAA、ドイツのwXwなどにも進出。得意技はニンジャボム(フェニックス630°)、ニンジャスペシャル(2回バック転してからのサスケスペシャル)。

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週刊プロレスNo.2191 (2022年7月20日号/7月6日発売) | 週刊プロレス powered by BASE

今週号の表紙はみちのく後楽園大会でガン闘病から5年ぶりの本格復帰を飾ったフジタ“Jr”ハヤトです。復帰戦でいきなり東北ジュニア王座を奪取したハヤトの復活&快挙に感動の嵐となった試合リポートは必読。巻頭カラーは旗揚げ1周年記念大会を昨年と同日同会場で開催したGLEATの東京ドームシティホール大会リポート。旗揚げイヤーのMVPといえるリンダマンが井土徹也を退けてG-REX王座V3達成したほか、LIDET UWFルールの2試合など、各選手がGLEATしまくった大会を詳報。巻末言では鈴木裕之社長に1年の総括と今後の展望を聞いてます。新日本はKUSHIDAが3年半ぶりに国内復帰戦を勝利した後楽園大会を詳報。WWEから新日本へ戻った理由を語った試合後コメントも再録。新日本関連ではアメリカ・シカゴでおこなわれたAEWとの合同興行もリポート。DDTは後楽園でKODトーナメント準決&決勝を開催。悲願の初優勝を達成した樋口和貞はKO-D無差別王者となりDDTの強さの象徴に。欠場中の前王者・遠藤哲哉も来場するなど注目の大会は必読。企画ものではついに復帰が決まった竹田誠志、ブードゥ入り後の諏訪魔、仙女の絶対王者・橋本千紘のインタビュー。伊藤麻希の福岡凱旋ものなども注目。そのほかスターダム後楽園&大阪、NOAH郡山&山形、ドラゲー神戸、大日本・後楽園ほか、アイスリボン川口、ガンプロ新木場など掲載。【注意】発送後の返品・返金は原則不可とさせていただきます。送料は無料ですが、第三種郵便での発送となります。通常2~4日でのお届けとなります。また、事前に購入されても発売日にお届けすることは、お約束できません。ご了承ください。

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