close

2022-07-16

今年のプリンセスは誰だ? 東京女子のシングルトーナメント「第9回東京プリンセスカップ」開幕。初日は山下、中島、荒井、ぽむが2回戦進出!【週刊プロレス】

難敵を下した山下

全ての画像を見る
 東京女子プロレスの夏のシングルトーナメント「第9回東京プリンセスカップ」が7・16両国KFC大会から開幕。今年は全20選手参加で8・13後楽園で準決勝、8・14後楽園で決勝戦がおこなわれる。前年度優勝者の伊藤麻希はスケジュールの都合で今回は不参加。

 「第9回東京プリンセスカップ」の初日のメインは山下実優vsハイパーミサヲの一戦。実は過去にトーナメントで一度ミサヲに敗れている山下。団体のエースと言われながら、シングルトーナメントでまったく優勝できないという“相性の悪さ”は対ミサヲにしても同じようだ。それでかどうかは不明だが、直前の会見では「初戦は秒殺狙い」と作戦をわざわざ公言。

 この発言を受けて“テスト対策”をしっかりとしてきたというミサヲ。試合前のマイクでは「私の方がくじ運がいい。山下実優、見切ったり」と逆に作戦は公言せず。正々堂々の握手で試合が始まり、すぐに両足をマントで固定するという奇策に打って出る。しばしぴょんぴょんと移動する山下、セコンドの伊藤は笑顔で傍観。それでも自力でマントを外した山下はここから猛攻。

 大技をお互いに決め合って、最後は山下がヒザからクラッシュ・ラビットヒートを叩き込んで3カウント。この技はタイトルマッチクラスでしか使わない技だが、いわく「出すしかなかった」場面でもあったという。なお、山下の次戦の相手はアプガのらく。「またもや難敵」と頭を悩ます山下だが…どうなる? その他のカードの結果は以下の通り。

 会見で「個人的には常日頃、体型が近いから私をお手本にしてほしいと思ってる。これをチャンスだと思っていっぱい吸収してほしい」と語ったプリンセス・オブ・プリンセス王者の中島翔子が、同じく“獣(?)”の猫はるなと激突。すばしっこさにかく乱される場面はあれど、シングル王者としての貫禄を見せつけて無人在来線固め(=ゆりかもめ)で勝利。7・23新宿の2回戦では瑞希と対戦することが決定した。

 7・9大田区でプロレスデビュー後、初のタイトル戴冠を果たした荒井優希はプリンセスタッグのベルトを腰に巻いて笑顔で入場。先輩・桐生真弥が激しく攻め立てる中、フルネルソンバスターからのFinallyの必勝パターン投下で3カウント。1年前にデビューした1人の若手ではなく、団体の象徴を巻く1人の王者として勝利し、乃蒼ヒカリ(シード)の待つ2回戦にコマを進めた。

 荒井、鈴芽、遠藤有栖らと「98年度組」と呼ばれる宮本もかが新風とともに先輩越えを狙うも、原宿ぽむがさせず。ここ最近はコミカルなファイトが目立つぽむだが、勝負どころで畳みかけて必殺のぽむ・ど・じゃすてぃす一閃。先輩としてきっちり3カウントを奪ってみせた(2回戦の相手は鈴芽)。

 明日の7・17両国KFC大会では▼トーナメント1回戦◎遠藤有栖vs渡辺未詩◎角田奈穂vs愛野ユキ◎鳥喰かやvs坂崎ユカ◎上福ゆきvs辰巳リカがおこなわれる。

BBM SPORTS

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事