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2022-06-28

「その声が絶対に力になるから」東京女子7・9大田区での防衛戦へ、珍しく弱気な伊藤麻希が久々のコール&レスポンスで狙うV5【週刊プロレス】

世界一かわいいナックル

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「誰だか知らないけど…一番ヤバい相手だなと思ってる」

アレックス・ウィンザーとのインターナショナル・プリンセス王座防衛戦へ、伊藤麻希は珍しく弱気だった。実際に対戦相手に会ったことはないが、動画を見ただけの感想でも「本気出しても、10回やって1回勝てるかなってくらい」。7・9大田区でのビッグマッチへ、暗雲は立ち込めるばかりだ。

「技も打撃も一発一発がきつそうで、これをまともに食らったらヤバいんだろうなって思う。けど大田区で東京女子のビッグマッチだから…知らないけど、たぶんみんなは伊藤のことを応援してくれるんだと思ってる。というか、そうであってほしい」

ただ、不安要素だけではない。ここも伊藤が“持っている”部分のひとつなのだろうか。この大会は、久しぶりにファンがマスク着用の上で声出しの応援がOKとなったのだ。

「その(声援の)効果で、もしかしたら踏ん張れるかなって思う。だから、ホントに現場の感覚次第。もし道場とかでこの人と試合したら絶対負けてる。アドレナリンが出ないから」

紙テープや横断幕の掲示も可能となったのだが、やはり伊藤にとって声援は大きい。コロナ以降、ずっと一方通行で返ってこなかった「コール&レスポンス」もようやく完成する。

「この大会は声出しOKなんだよね? ならこれだけは言っておくけど、絶対に世界一かわいいナックルはする。だから、絶対声出して。『世界一かわいいのはー?』って聞いたら『伊藤ちゃーん!』って。その声が絶対に力になるから」

自分がやってきたことに自信があるし、相手よりも知名度があることも自覚している。だからこそ「あのベルトを広めるためにも、伊藤が持ってた方が絶対いい。伊藤の方が絶対輝かせることができるって思ってる」。きついかもしれないが、ここは譲れない。だから「ここ一番の踏ん張りどころだな」と続ける。

「チャンピオンだからこういうことは言いたくなかったけど…ここは絶対に勝ちたい。ファン頼り…じゃないけど、でもたまにはいいじゃない。今回はきついからファンの力を借りたいんだよ」

未知数な相手との防衛戦へ、伊藤はファンの力を糧にして防衛することはできるか?

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