週プロ早版10・21増刊号（No.2208）スターダム5★STAR GP総決算号…ジュリア悲願の初優勝！／2カ月間21大会全戦追跡／出場26選手の個人成績振り返り／SLK巡業日記。10月6日（木）発売　定価680円

ベースボール・マガジン社より「スターダム『5★STAR GP 2022』総決算号」（週刊プロレス増刊10月21日号／No.2208）が10月6日（木）発売。オールカラー76ページ。定価680円（税込）。

ジュリア、中野たむを下して悲願の初優勝!! 史上最大「5★STAR GP」7・30大田区→10・1調布2カ月間全21大会全戦追跡。出場26選手の個人成績振り返り、スターライト・キッドの巡業記ほか。

スターダム10・1調布～5★STAR GP優勝決定戦◎ジュリアvs中野たむ「Donnna del STARDOM」



2カ月に及ぶ長期シリーズで大会数や参戦人数も過去最多。10回目で最大だった前年度のスケールをさらに上回る形でおこなわれた今年の5★STAR GP。そのフィナーレを飾ったのはジュリアと中野たむの一騎打ちだった。

21年3・3日本武道館におけるメインの髪切りマッチ以来、1年7カ月ぶりのシングルだ。

今年の5★STARでは両者とも一時的な連敗こそあれ、リーグ戦を通じて着実に白星を積み重ねてきた印象がある。

ジュリアの場合、開幕から2連敗もあせった様子はなし。すぐに立て直しができたのは、無念のリタイアとなった昨年とは体調面で雲泥の差があったからだ。昨年のリベンジと同時に、最終日に組まれた鈴季すずとの公式戦を「最高の舞台」にするとのモチベーションも、白星を積み重ねられた大きな要因だ。

中野の場合、これまでシングルの祭典には不思議と縁が薄い。というのも、彼女は1人の相手に集中して人間ドラマを構築していくタイプであり、相手が日々変わる試合は苦手なのかもしれない。しかしながら、今年は違った。終盤での連敗が大混戦に拍車をかけてしまったが、これがなければ案外スムーズに初進出が決まっていた可能性もある。

先に決勝にコマを進めたのは、ジュリアの方だった。鈴季をドローで振り切り、決勝の舞台へ。最後の相手はまさに天命を待つ感覚だったが、それは中野も同じことだった。SAKIとの同門対決を制し、あとはほかのリーグ戦の結果待ち。舞華vsひめかのドロー、世羅りさが朱里の足を引っ張ったところで、中野にチャンスが舞い込んだ。（新井）

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