close

2019-11-24

【海外ボクシング】《Comment After The Match》 「この日に王者になることが大事だった」レネ・アルバラード

23日(日本時間24日)、アメリカ・カリフォルニア州インディオのファンタジー・スプリングス・カジノで行われたWBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦で、7回終了KO(※カリフォルニア州ルールによる)で新チャンピオンとなったレネ・アルバラード(ニカラグア)、敗れたアンドリュー・カンシオ(アメリカ)、両選手の試合後のコメント──

上写真=ニカラグアにとって“特別の日”にチャンピオンとなったレネを祝福するチーム。ローマン・ゴンサレス(左端)も応援に駆けつけていた

アルバラードは、右のブローでカンシオの左目上を切り裂いた

「今の気持ちを言葉にするのは難しい。ボクシングを始めたころからの夢だった。ニカラグアにもうひとりの世界チャンピオンが誕生した。双子でね。
 今回は、前回の負けを払拭する、というのではなく、勝つためのチャンスについて考えてきた。世界チャンピオンになるために。そのプランを実行した。最初から試合を支配するのは作戦だった。トレーナーのセルヒオ・ゴンサレスをはじめ、世界チャンピオンである弟(フェリックス=IBF世界ライトフライ級チャンピオン)をふくめ陣営全体のプランだった。
 今日、この日に世界チャンピオンになることが大事だった。11月23日。45年前、アレクシス・アルゲリョ(元世界フェザー、スーパーフェザー、ライト級チャンピオン=2009年7月に逝去)がニカラグア初の世界チャンピオンになったんだ」(レネ・アルバラード)

「なんといっていいかわからない。キャンプはとてもうまく進んだ。ただ、相手のペースから逃れることができなかった。私は今日はパンチをもらいすぎた。レネは凄まじい試合をしてみせた。彼に2歩ほど劣っていたんじゃないかな、今日の私は。彼は彼の仕事をし、見事にリベンジしてみせた。祝福の言葉しかない。彼は私がやったことと同じことをしたね。不利な立場から、世界チャンピオンになった」(アンドリュー・カンシオ)

訳_宮田有理子 Translation by Yuriko Miyata
Photos by Tom Hogan-Hoganphotos/Golden Boy

関連記事

ボクシング・マガジン 2019年12月号

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事