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2022-12-13

初の「1、2、3、ダーッ!!」唱和、アントニオ猪木、橋本真也が歴史的名言…伝説の1990年2・10東京ドームの記憶【週刊プロレス】

アントニオ猪木

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1990年2月10日、新日本プロレスが「スーパーファイト IN 闘強導夢」東京ドーム大会を開催。同大会にはライバル団体の全日本プロレスも協力。6万3900人もの大観衆が熱戦に魅了された。

第6試合でマサ斎藤がラリー・ズビスコを破って、AWA世界チャンピオンになった直後、入場者数が発表されると東京ドームの客席ではウエーブが発生。第7&8試合は新日本プロレスvs全日本プロレスの団体対抗戦。第7試合では谷津嘉章と組んだジャンボ鶴田がボディーシザース・ドロップで木戸修(パートナーは木村健吾)から3カウントを奪取。第8試合は天龍源一郎&タイガーマスク(三沢光晴)が長州力&ジョージ高野にリングアウトで勝利を収めた。

セミ前は新日本プロレスのビッグバン・ベイダーのIWGPヘビー級選手権に全日本プロレスのスタン・ハンセンが挑戦。皇帝戦士vs不沈艦の“最強外国人”を懸けた真っ向勝負は、15分47秒の激闘の末に両者リングアウト決着でベイダーが王座防衛に成功。セミでは元・横綱の北尾光司がクラッシャー・バンバン・ビガロ相手にデビュー戦をおこない、ギロチン・ドロップで鮮烈プロレスデビューを飾った。

そして、迎えたメインイベント。アントニオ猪木が坂口征二との黄金タッグを復活させ、闘魂三銃士の橋本真也&蝶野正洋と激突。試合直前のTVインタビューで「もし負けるということがあると勝負の時の運という言葉で済まないことになりますが」と聞かれた猪木がインタビュアーをビンタしながら「出る前に負けること考えるバカいるかよ!」と言い放ったことでも有名な一戦だ。ちなみに、同大会では橋本の「時は来た。それだけだ」という名言も飛び出している。

試合は延髄斬りで猪木が蝶野から勝利。試合後、猪木はマイクで「私の勝った時にしかやらないポーズ。最近は力が弱くなりましたが、みなさんの心を一つに一発気持ちいいやつをやらせてください。ご唱和願います」と前置きして初めて「1、2、3、ダーッ!!」を唱和した。

同大会の猪木が「1、2、3、ダーッ!!」を唱和するショットはプロレス専門週刊誌「週刊プロレス」の表紙を飾り、12月13日より全国で発売されたアサヒ飲料「ワンダモーニングショット」の「ファミリーマートのプロレス缶」にも選ばれている。まさに伝説の東京ドーム大会だった。

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週刊プロレスNo.2220 (2022年12月28日号/12月14日発売) | 週刊プロレス powered by BASE

今週号の表紙は新日本1・4東京ドームでのウィル・オスプレイ戦を控えてインタビューに答えているケニー・オメガです。3年ぶりの新日本参戦を前に現地で中澤マイケルが聞き手となった直撃に痛烈発言連発。新日本、オスプレイに対する言葉だけでなく、あの盟友についても言及しているので必読。全日本プロレス年末恒例の「世界最強タッグ決定リーグ戦」が終幕。最後は宮原健斗&野村卓矢の「ミヤケンとタクヤ」が大逆転優勝でハッピーエンド。しかし翌日の会見で主力の一人であるジェイク・リーの退団が発表される激震も。ドラゴンゲート後楽園はビッグサプライズ。元ドラゲーで現在は新日本で活躍中の鷹木信悟がいきなり登場。12・25福岡ビッグマッチの参戦を表明し、4年ぶりの里帰りが決定。メインではベテランの望月マサアキを破った吉岡勇紀がドリームゲート王座V4を達成したほか、注目試合を詳報。新日本はヘビーとジュニアのタッグリーグがどちらも最終リーグ戦。12・14仙台での優勝決定戦のカードが決まりました。試合リポート以外ではNOSAWA論外、上野勇希、新崎人生、ドリュー・パーカー、葛西純らの注目インタビューも。そのほかスターダム大阪、DDT和泉、東京女子・浜松、プロミネンス新木場など掲載。「プロレスグランプリ2022」投票ハガキ付き。【注意】発送後の返品・返金は原則不可とさせていただきます。送料は無料ですが、第三種郵便での発送となります。通常3~5日でのお届けとなります。また、事前に購入されても発売日にお届けすることは、お約束できません。ご了承ください。

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