203cmの“元WWE”サクソン・ハックスリーがNOAHで大暴れ!「すべてをひっくり返すためにここに来たんだ」【週刊プロレス】

3月19日よりNOAHに来日しているサクソン・ハックスリーが大暴れを見せている。

そもそものきっかけはNOAH3・9後楽園大会での鈴木秀樹の「なんか2月にいろいろたくさんありましたから。いろいろやってかなきゃいけないし、常に新しいことを探したり、新しい人。次ですね。横浜で新しい人」という発言。これを受けて、NOAH3・19横浜武道館大会にハックスリーの初来日が発表された。

プロフィルを見てみると203cm、102kg。1988年2月1日、イギリス・ダーラム州出身。デビューは2010年でイギリスを中心にヨーロッパマットで活躍。2017年1月にWWE初参戦。2018年7月よりWWEの欧州育成ブランド「NXT UK」にもレギュラー参戦していた。

RISEシングル、エンパイアタッグ、CPWヘビー、エボリューションヘビー、TGWシングルなど参戦した各団体のベルトも獲得。200cmを超える長身と故・ブルーザー・ブロディを彷彿とさせる風貌が特徴的だ。

ハックスリーはNOAH3・19横浜武道館大会で鈴木と組んでモハメドヨネ＆稲村愛輝と激突。何やら叫びながらリングインするとロープワークを繰り返し、うなり声を上げ続け落ち着かない様子だったが、試合が始まるとノッシノッシと長身を躍動させて大暴れ!

実力者のヨネを得意技のネックハンギングボムで沈めてみせた。試合後には「今日の試合を見ててわかっただろ？　満を持してこのサクソン・ハックスリーがNOAHにやって来たぞ！　オレが来たのは遊びじゃない！　桜を楽しむためにここに来たんじゃない！　すべてをひっくり返すためにここに来たんだ！　このときをずっと待っていた！　オレがすべてをぶっ潰す、すべてをひっくり返すところをオマエら、しっかり見ておけ！　そしてオレに近づくなよ！」と叫んだ。

その後の東北ツアーでもハックスリー旋風が吹き荒れた。3・24秋田大会では全日本プロレスの世界タッグ王者になったばかりの征矢学と一騎打ちで互角に渡り合い、両者リングアウトで引き分け。3・26むつ大会ではヨネとのシングルを制し、3・27八戸大会では稲村とのシングルをパワーで圧倒すると、勝利後に机へのネックハンギングボムを決め「誰がかかってこようとオレの目の前に現れるヤツは片っ端からぶっ潰してやる」と言い放った。

ここ最近のNOAHは新鋭外国人選手たちの活躍が目覚ましい。“殺人医師3世”イホ・デ・ドクトル・ワグナーJrは昨年11月に船木誠勝を破って、GHCナショナル王者となり、防衛戦で好勝負を連発。スコットランド出身イケメン元プロサッカー選手のジャック・モリスは今年2月に清宮海斗のGHCヘビー級王座に挑戦して敗れはしたものの、ポテンシャルの高さを見せた。

ジュニア戦線でもニンジャ・マック、ダンテ・レオンがほぼ無名の状態で初来日して一気にGHCジュニアヘビー級王座までたどり着いた。若き英国技巧派のクリス・リッジウェイも小川良成のパートナーとして飛躍。ハックスリーも彼らと同じようにNOAHで“ジャパニーズドリーム”をつかもうとしているのだろう。

NOAH4・8大阪大会からはハックスリーのパートナーとして鈴木もツアーに合流。大暴れに拍車がかかるのは火を見るよりも明らかだ。