【高校総体】北関東大会・女子跳躍で高校記録を狙う柳川美空、田口侑楽が出場　男子200ｍの若菜敬にも注目

８月２日から６日まで、北海道を舞台に繰り広げられるインターハイの出場権を懸けた最終決戦がスタート。都府県大会を勝ち抜いた選手たちが、ブロック大会に挑む。16日から開幕する５地区から北関東大会の注目選手を紹介する。

日本選手権、U20日本選手権で北関東勢が活躍

女子跳躍が楽しみだ。
棒高跳には、高校歴代４位タイの４ｍ10で日本選手権２位に入った柳川美空（前橋育英高３年・群馬）、３ｍ95の自己記録を持ち、日本選手権８位の今井葉月（樹徳高３年・群馬）、県大会を３ｍ82で制し、U20日本選手権６位の渡邉冴璃（大宮東高３年・埼玉）が出場。前回高校記録が更新された北関東大会で、それぞれがどこまで記録を伸ばすか。
三段跳は、埼玉県大会で高校歴代７位となる12ｍ81（＋0.6）の田口侑楽（国際学院高３年）に注目。U20日本選手権は、12ｍ60（＋1.8）で優勝しており「北関東では自己記録を更新して優勝」することを目標に掲げる。
走高跳は、３月に１ｍ76をクリアした高橋美月と１ｍ70を持つ佐野奏歩の埼玉栄高勢と１ｍ73の自己記録を持つ青木萌佳（春日部共栄高）と埼玉県の２年生の層が厚い。高橋は日本選手権にも出場し、「得たこと、学びがたくさんあったので、北関東までに自分のものにしたい」と自己記録の更新を狙う。
走幅跳にも県大会で５ｍ89（＋1.9）を跳んだ池上瑠依（埼玉栄高２年・埼玉）と田口が出場する。

男子200ｍではU20日本選手権の予選で若菜敬（佐野高２年・栃木）が高校歴代８位、高２歴代３位の20秒78（＋0.9）をマーク。「まずはインターハイ出場を」と100ｍ、200ｍの２種目に出場する。男子短距離では、つくば秀英高の小室歩久斗（２年）にも勢いがある。U20日本選手権100ｍでは、仙台一高（宮城）の星颯人と５人の大学生を押さえて２位。10秒42（＋0.4）の自己記録をたたき出した。県大会200ｍを21秒58（－1.3）の自己記録で制し、た會田聖也（２年）ら２年生が３人と３年生一人で組む４×100ｍRは、県大会準決勝で40秒86の大会新。６月６日時点の全国リストでもトップ５入りを果たしており、全国での活躍も期待できる。

男子5000ｍでは13分55秒85を持つ佐々木大輝（花咲徳栄高３年）、男子走高跳では、今季２ｍ08をクリアしている清水情太郎（武南高２年）、２ｍ05の中村楓馬（昌平高３年）、網谷建吾（南陵高３年）、男子ハンマー投では、58ｍ11の榊原晶（進修館高２年）、八種競技5520点の緒方陽平（伊奈学園総合高３年）ら、男子埼玉県勢の活躍からも目が離せない。


男子は、短距離が楽しみ。跳躍、八種競技でも全国リスト上位の選手が北海道への切符を奪い合う。写真左から、清水、緒方、若菜、小室（写真／BBM）