close

2023-06-16

【高校総体】中国大会・3000mSC・黒田然、八種競技・河原怜音が好記録狙う

男子八種競技の河原(左)と3000mSCの黒田(右)は共に全国リスト上位。ブロック大会でも共に自己記録を狙う(写真/毛受亮介)

8月2日から6日まで、北海道を舞台に繰り広げられるインターハイの出場権を懸けた最終決戦がスタート。都府県大会を勝ち抜いた選手たちが、ブロック大会に挑む。16日から開幕する5地区から中国大会の注目選手を紹介する。

U20日本選手権の勢いそのままに

男子3000mSCでは、黒田然(玉野光南高3年・岡山)が9分06秒89で県大会を制覇。U20日本選手権では、8分57秒50で3位。中国大会では、記録をさらに更新し、「8分55秒台は出したい」と意気込んでいる。

男子八種競技では、昨年の中国大会2位、インターハイ10位の河原怜音(岡山商大附高3年・岡山)が県大会で5649点と自己記録をマーク。二冠を獲得した110mHと共に全国を目指す。

岡山県大会の女子4×100mRで倉敷中央高(岡山)が46秒25をマーク。リレーメンバーの木梨光菜(2年)は県大会100m、100mHで優勝。100mHでは、自身初となる13秒台の13秒94(+0.4)の大会新記録で制し、U20日本選手権でも5位に入っている。4×400mRでも3分49秒61で優勝。両リレーでメンバー入りしている平岡優花(3年)も400mで優勝、マイルの石原涼華(3年)、岸田美久(2年)は400mHでワンツーなど、両リレーメンバー全員が個人種目でも中国大会に出場を決めている。同じく両リレーで広島県大会を制している広島皆実高も1年生の松本真奈が100m、200mで二冠、忰山渚(3年)が400mで優勝している。

男子は400mの谷野佑成(岡山工高3年・岡山)が県大会200m、400mで優勝。400mでは47秒86の大会新をマーク。1週間後に行われたU20日本選手権では、400mに出場し、自己新の47秒40で高校生トップの3位に入った。持ち味の後半の粘りを生かし、「自己記録を更新して優勝」が目標だ。
                                                                                            
中長距離では、800m2分11秒03、1500m4分22秒86で岡山県大会二冠のルーキー・ドルーリー朱瑛里(津山高)のほか800m、1500m共にドルーリーに次いで2位の岡崎芽依(岡山操山高2年・岡山)は昨年の徳島インターハイの1500mで出場。駅伝でも1区を担っている実力者。広島県高校駅伝で2区区間賞の森安桃風(3年)は今季1500m、3000m共に自己新。1500mでは優勝、3000mでは世羅高のローズ・ワングイ(2年)に次いで2位に入った。ここに岡山県大会で3000mワンツースリーの松尾莉奈、チェプコルコル・アイリン(共に2年)、杉森月音(3年)らが入り、北海道行きの切符を争う。

トラック種目で活躍に期待。左から木梨、谷野、松本、森安(写真/毛受亮介、椛本結城、中野英聡)
トラック種目で活躍に期待。左から木梨、谷野、松本、森安(写真/毛受亮介、椛本結城、中野英聡)

投てきでは、女子砲丸投、円盤投、ハンマー投で県大会三冠の迫田明華(西条農高2年・広島)、男子同三冠の伊加海璃(玉野光南高3年・岡山)や、県大会48m93、U20日本選手権を50m45で制した網本玲菜(宮島工高3年・広島)、男子円盤投、ハンマー投で二冠の尾濱太陽(西条農高3年・広島)、U20日本選手権男子やり投66m05で2位の森澤知慶(鳥取西高3年・鳥取)らがどこまで記録を伸ばしてくるか、期待したい。

投てき種目では、多くの注目選手が出場。写真左から伊加、森澤、網本、尾濱(写真/毛受亮介、中野英聡)
投てき種目では、多くの注目選手が出場。写真左から伊加、山口、森澤、網本、尾濱(写真/毛受亮介、中野英聡)

文/常盤真葵 写真/毛受亮介、椛本結城、中野英聡

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事