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2023-07-24

【展望】競泳世界選手権3日目/本多灯、連続メダルなるか

2021年東京五輪では銀、昨年のブダペスト世界選手権では銅メダルを獲得した本多(写真◎Getty Images)

明日25日、世界選手権競泳競技は3日目を迎える。ここでは予選に出場する日本人選手を中心に展望していく。

 男子50m平泳ぎに出場するのは日本雄也。選考会となった4月の日本選手権ではこの種目で自己ベストを更新して優勝したが、それでも今大会ではエントリータイムで11番手という状況だ。準決勝で日本記録を更新することができれば決勝が見えてくる。また、この種目は絶対王者のアダム・ピーティ(英国)が欠場。昨年のブダペスト世界選手権で同種目を制したニック・フィンク(米国)、100m平泳ぎを制したニコロ・マルティネンギ(イタリア)、そして今年に入り好記録をマークした孫佳俊、覃海洋といった中国勢が優勝争いの中心となりそうだ。

 女子200m自由形には池本凪沙が出場。予選から自己ベストを更新する勢いで泳ぎ、準決勝進出を狙いたい。また、優勝争いは2021年東京五輪女王のアリアーン・ティトマス、そしてティトマスが不在だった昨年の世界選手権で2位のモリー・オキャラハンの豪州勢に、天才少女のサマー・マッキントッシュ(カナダ)の争いとなりそうだ。

 そしてこの日の注目は男子200mバタフライ。日本の若きエースへと成長した本多灯と、初代表の森本哲平が出場する。本多はこの種目、東京五輪では銀、昨年の世界選手権では銅メダルを獲得している。森本はここ最近の成長が著しい選手。現状でもメダル争いに皮割りつつあるところまできているだけに、勢いに乗ってダブル表彰台を狙いたい。また、世界記録保持者で飛び抜けた実力を持つクリストフ・ミラーク(ハンガリー)が欠場しており、本多の金メダルの可能性も十分にある。ライバルは今大会の400m個人メドレーで驚異の世界新を記録したレオン・マルシャン(フランス)となりそうだ。

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