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2023-07-26

【展望】競泳世界選手権5日目/日本のお家芸・男子200m平泳ぎで力を誇示せよ!

男子200m平泳ぎに出場する渡辺(右)と佐藤。ダブル表彰台なるか!?(写真◎毛受亮介/スイミング・マガジン)

競泳の世界選手権は27日、5日目を迎え後半戦に突入する。ここでは予選に出場する日本人選手を中心に展望していく。

女子100m自由形に出場するのは池江璃花子だ。初日の400mフリーリレーでは第一泳者を務め日本チームの決勝進出に貢献。ただ個人のタイムとしては満足のいくものではなかっただけに、どこまで泳ぎを修正できているかに注目だ。

男子200m背泳ぎにはふたりの大学生が出場する。竹原秀一は今年3月まで福岡県宗像市のはるおかスイミングスクール赤間校を拠点としていた地元出身スイマーで、上下動を生かした泳ぎが特徴の選手だ。今春からは名将・平井伯昌コーチに師事している大学1年生だ。もうひとりの地元・福岡出身の鈴木聡美が女子100m平泳ぎで8位に入賞しただけに、その勢いに乗りたい。栁川大樹もジュニア時代から将来を期待されていたスイマーだ。大学に入ってからは伸び悩んだ時期もあったが、昨秋に200m個人メドレー代表の小方颯と同じクラブ(イトマン港北)に移籍し再浮上。後半の強さを生かしたレース展開で上位に食い込みたい。

女子200m平泳ぎには今井月が出場する。2016年リオ五輪、2017年ブダペスト世界選手権の代表だが、その後は一時低迷。しかし、昨年から復活の兆しを見せ、今年の日本選手権では200m平泳ぎを自己ベストで制し、久しぶりに代表に戻ってきた。また、当時は個人メドレーで出場しており、平泳ぎでは初の世界大会。まずは確実に決勝に進出したい。

男子200m平泳ぎには渡辺一平と佐藤翔馬が出場する。渡辺はこの種目の元世界記録保持者。一時は低迷していたが、今季は着実に調子を上げてきている。今大会、100m平泳ぎでは予選敗退に終わったが、得意の200mで真価を見せたい。明日の決勝で自己ベストを更新できれば金メダルを含めたメダルも見えてくる。佐藤は現在の日本記録保持者。東京五輪代表にも選ばれたが、前後して腰痛にも悩まされた。しかし現在は回復。渡辺と共にダブル表彰台を目指したい

女子800mフリーリレーにも日本チームが出場。400mフリーリレーで決勝に残った勢いを受け、この種目でも決勝進出を果たしたい

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