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2023-10-06

ドラゴン・キッドが望月成晃初の自伝を読んで「ボクも知らないことだらけ。何か大事なことに気づかされた。いいお手本です」【週刊プロレス】

左からドラゴン・キッド、望月成晃(写真は2005年)

望月成晃の初の自伝「親子でプロレスをやる覚悟。」では、息子がプロレスラーデビューを果たし、DRAGONGATEで世にも希な同時現役親子レスラーとなったことに関する話が最大のテーマとなっている。だが、忘れてはならないのは、望月自身がいかにしてプロレスラーの道を志し、新日本プロレス、全日本プロレス、NOAHをはじめとしたさまざまな団体にも出場しながらも、なぜDRAGONGATEにこだわり続けているのか。それを包み隠さずこの本で書き記している。

著書の中にはアントニオ猪木、ジャイアント馬場、武藤敬司、船木誠勝、天龍源一郎、獣神サンダー・ライガーといった多くの有名レスラーも多数登場。それだけでも望月がどれだけのプロレスラー人生を歩んできたかがわかる。もちろん今はDRAGONGATEを離れたCIMA、マグナムTOKYOといった選手たちのエピソードなども収録されている。

発売直後にはYAMATO、ドン・フジイ、斎藤了、BIGBOSS清水といったDRAGONGATEの主力メンバーにも目を通してもらった。他団体の選手も読んだというSNSでの紹介を多数見かけた。その中で今回は真っ先に読み終えたというドラゴン・キッドから感想をいただいたので紹介したいと思う。

ドラゴン・キッドは闘龍門の初期メンバーであり、望月との付き合いも長い。ただし、辿ってきた道はまったく異なり、同じユニットで活動したのもベテラン軍やジャンクションスリー時代くらい。リング上での関わりは意外と少ないのだ。

それでも望月の性格はキッドも熟知しており、自身も将来的には自伝を出したいという夢も持っているため、「興味深く読ませていただきました」。

「“はじめに”という本の出だしがあるじゃないですか。あそこでいきなり引き込まれてしまいましたね。すごく興味をそそるというか、親子という本のテーマのある意味、主役であるジュニアのことを書いているんですが、この先、どんな展開が待っているんだろうってワクワクしました。その後の望月さんの半生をつづる章も、知っていることではあるけども、あらためて色々経験されてきたんだなって。そして終盤のジュニアの章。僕も知らないことだらけでしたし、親子と子が同じ所属になるって普通じゃ考えられませんからね。何か大事なことに気づかされたような思いがしました。おもしろかったので、すぐ堀口(元気)に渡しましたよ、読んだ方がいいって。DRAGONGATE内ではほとんどの選手が読んでるんじゃないですかね。望月さんはいいお手本です」

ほかの選手たちの感想もぜひ聞いてみたいものだ。

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