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2023-10-31

【全日本】宮原健斗が語る、週プロ40周年「宮原健斗vs週刊プロレスという意識は常にあります」【週プロ】

創刊40周年を迎えた週プロを語った宮原

全日本プロレスの“最高男”宮原健斗が週刊プロレス創刊40周年イベント「週プロトークvol.3」(11月7日、東京・巣鴨「闘道館」)にゲスト出演する。近年の全日本プロレスを支えてきた宮原は業界唯一のプロレス専門誌である週プロをどう見ているのか。「僕のなかでは常に週刊プロレスと闘っている感覚があります」。全日本プロレス電撃参戦が決まった健介オフィス時代の兄弟子、中嶋勝彦の表紙を飾った2271号に関しても言及した宮原インタビュー、まずは前編をお届けする。       
◇       ◇    ◇
――週刊プロレスが創刊40周年を迎えました!

宮原 やっぱり週刊プロレス、とくにその表紙っていうのはプロレスラーのなかでも限られた人間しか飾れないわけで。僕のなかでは週プロの表紙になるのがトップであることのひとつの証し。プロレスラーをしていくうえで、すごく大きなものだという認識がありますね。

――自称を含めて、現在1000人以上のプロレスラーが存在します。ただ、そのなかで表紙を飾れるのは、宮原さんのように同じ選手が複数回などありますから、ひと握りになるかと思います。

宮原 プロレスファンに「え、なんでコイツが表紙なの?」って思われない選手でありつづけるっていうのは自分の中でありますよ。同時に、僕のなかでは週刊プロレスと闘ってる感覚もありますから。

――週プロと闘ってる?

宮原 表紙になるのはもちろん、誌面に関しても載るのは当たり前じゃないですから。興行が重なると「どっちが表紙になるんだ?」みたいなことを言うファンがいますけど、そういう意味じゃ僕もファンと同じぐらい気にして見てますね。「あ、なるほど。こう来たか」とか。シンプルに話題になった試合を取り上げることもあれば、週刊プロレスのビジネス的に今週はこれが表紙だなという判断を下すこともあるわけじゃないですか。
宮原健斗週プロ表紙コレクション1
――例えば全日本10・21後楽園では宮原選手と青柳選手による三冠戦がおこなわれましたが、表紙を飾ったのは試合後に登場した中嶋勝彦選手でした。

宮原 そうでしたね。だから、僕は凝り固まった価値観では見てないですよ。いい試合とかすごい試合だかったからそれが表紙になるっていう感覚はなくて、(今回に関しても)自分自身をドライに判断するわけじゃないけど、そっちのほうが話題になったり、ストレートにビジネスになると判断したんだなと。

――あれだけすごい試合をしたのに…みたいな感覚はないと?

宮原 僕はないですね。ファンの方がそう思ってくださるのはありがたいですけど、いい試合、すごい試合っていうのは見る人の主観ですし、それを見出しにして世の中にアピールできるかと言ったら、それだけじゃ足りないというか。お金を出して雑誌を買おうと思うぐらいインパクトのあるものをレスラーも残さなきゃいけない。やっぱりプロとプロなので。レスラーとマスコミの闘いでもあるわけですよ。宮原健斗vs週刊プロレスっていう意識は常にあります。

――マスコミとも闘っていると。

宮原 その意識は常にありますね。
宮原健斗週プロ表紙コレクション2
――今回の中嶋表紙に関しても、それはそれとして受け止めると?

宮原 対世間を考えた時、週刊プロレスはそっちを選んだと。もしかしたら賛否両論も週刊プロレスの狙いだったのかもしれないし。大きな渦を起こすという意味であの表紙を選んだんでしょう。

――世間へのアピールという意味でも週プロの表紙を飾る意味は大きいと?

宮原 もちろんです。雑誌が厳しい時代になったとはいえ、(世間との)掛け橋じゃないですけど、コンビニ、本屋さん、駅の売店とかプロレスファン以外の一般の方の目にも触れる場所に置いてあるって大きいと思いますよ。(表紙を飾ることで)プロレスを世間に届ける役目を託せるぐらいすごい選手なんだと認識してくれる人もいるでしょうし、単純に宮原健斗っていうプロレスラーは雑誌の表紙を飾るぐらいの人なんだって思うかもしれないですし。さっきも言いましたけど、僕は常に対世間、一般的層への投げかけっていうのを持ってるんで。雑誌の表紙になるっていうのは、 自分自身の最高のプロモーションになるわけですよ。

――少なからず顔と名前が世の中に届くと。

宮原 そうですよね。プロレスを知らない人には細かいことを言っても届かないですよ。でも、雑誌の表紙になるっていうのは文句のつけようがないというか、プロとしてはやっぱり最高の瞬間ですよね。

――今後も表紙を飾るようなインパクトを残していく?

宮原 それはもう。本当にプロとしてやっていくうえで、もう常に意識していきます。
※後編は11月1日(水)正午更新予定
宮原健斗週プロ表紙コレクション3

「週プロトークvol.3~宮原健斗~」
★11月7日(火)東京・巣鴨、闘道館(午後7時開始)
【料金】S席7500円(※サイン入りチェキ2ショット付)、A席6000円 ※S席&A席どちらも参加特典付き
【参加申し込み・問い合わせ】闘道館に電話(℡03-5944-5588)かメール(info@
toudoukan.com)、または直接来店で。売り切れの場合はご了承ください。
【URL】https://www.toudoukan.com/s/miyahara2023
宮原は11月7日「週プロトークvol.3」に出演する

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