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2024-05-10

“冷血ファイター”タイガー・ジェット・シンがアントニオ猪木戦で“礼節ファイト”【週刊プロレス昔話】

王座奪回を果たした猪木を素直に称えるシン(1975年6月26日)

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アントニオ猪木を倒してNWF世界ヘビー級王者となったタイガー・ジェット・シンは1975年6月26日、蔵前国技館で3度目の防衛戦に臨んだ。サーベルを持って登場し、いつものように暴れるかと思いきや、レフェリーにサーベルを預ける。丸腰となったシンは、猪木とグラウンドの攻防を展開。ジャイアント馬場と共通のアメリカの師匠から教わった実力を、まさかの披露。場外戦も多少あったものの、猪木と技vs技の真っ向勝負を展開。1本目は猪木に押さえこまれたが、2本目を日本初公開となるアルゼンチン・バックブリーカーで猪木からギブアップを奪った!
書籍『日本プロレス歴代王者名鑑 ヘビー級シングル編1』
3本目、技の攻防の末、猪木からバックドロップを浴びてフォール負け。NWF王座防衛は果たせなかった。しかし、これで終わりではなかった。試合後にも目を疑う光景が。猪木に手を差し出すと、ガッチリ握手をかわす。凶悪ファイターとして全盛期のシンがこのようなクリーンファイトを展開した試合はあとにも先にもこの試合だけであり、宿敵・猪木に対してのみ“もう一つの顔”を見せた異色の一戦としてシン史上に残るベストバウトの呼び声も高い。

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週刊プロレスNo.2264 (2023年9月30日号増刊/9月15日発売) | 週刊プロレス powered by BASE

【巻頭スペシャル】フォーエバー!テリー・ファンク追悼グラビア【荒馬史】①1965〜1972年(昭和40〜47年)②1973〜1977年(昭和48〜52年)③1977〜1979年(昭和52〜54年)④1980〜1983年(昭和55〜58年)⑤1984〜1991年(昭和59年〜平成3年)⑥1992〜2000年(平成4〜12年)⑦2000〜2023年(平成12年〜令和5年)【クローズアップバウト】①1971年12・7札幌、VS ジャイアント馬場&アントニオ猪木(パートナーはドリー・ファンクJr)②1976年6・11蔵前、VS ジャンボ鶴田③1977年12・15蔵前、VS アブドーラ・ザ・ブッチャー&ザ・シーク(パートナーはドリー・ファンクJr)④1983年8・31蔵前、VS スタン・ハンセン&テリー・ゴーディ(パートナーはドリー・ファンクJr)⑤1993年5・5川崎、VS 大仁田厚【証言】天龍源一郎小橋建太大仁田厚グレート小鹿渕正信NOSAWA論外MEN’Sテイオー【追悼コラム】流智美〈プロレス評論家〉佐藤正行〈週刊プロレス前編集長〉【特別企画】テリーinアマリロ荒馬トリビア テリー・ファンクを深く知るための12エピソード技辞典「猛る、テキサスブロンコ殺法」オフショット&2011年のインタビュー再録オールカラー52ページ。【注意】発送後の返品・返金は原則不可とさせていただきます。送料は無料ですが、第三種郵便での発送となります。約1週間でのお届けとなります。土日祝日の配送がありません。また、事前に購入されても発売日にお届けすることは、お約束できません。ご了承ください。

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