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2025-07-09

JTO7・11後楽園直前特集①ベルト初戴冠を目指すビッグ春華。この日がデビュー戦のラブリカ・ヒナーノが抱える思いとは【週刊プロレス】

ビッグ春華(右)とラブリカ・ヒナーノ

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JTOの「旗揚げ6周年記念大会」7・11後楽園に向け、直前企画の第1弾としてGIRLSタッグ王座に挑むビッグ春華と、デビューを果たすラブリカ・ヒナーノを直撃。同大会の全カードは以下の通り。

「JTO6周年記念大会」
★7月11日(金)東京・後楽園ホール(18:30)
▼QUEEN OF JTO⑦稲葉ともか<1位>vs稲葉あずさ<2位>
※第10代王者の防衛戦
▼KING OF JTO⑥ファイヤー勝巳<1位>vsサンダー誠己<2位>
※第10代王者の防衛戦
▼JTOタッグ選手権試合~3WAYマッチ⑤<王者組>MIYAMASA&IBUKI vs KEITA&塚本竜馬<挑戦者組>vs鈴木みのる&夕張源太<挑戦者組>
※第5代王者組の防衛戦
▼JTO GIRLSタッグ選手権試合④<王者組>柳川澄樺&神姫楽ミサvsビッグ春華&ホルスタイン・エンジュ<挑戦者組>
※第5代王者組の防衛戦
▼6周年記念6ドリームバトルロイヤル③出場選手=武蔵龍也、新、赤間“AKM”直哉、ARA、カーベル伊藤、十文字アキラ、ボンバータツヤ、ヒロ飯島、ケンスケ、ケンイチ、X、XX
▼ジャンボ井上復帰戦&枢夜佐季・ラブリカ・ヒナーノデビュー戦②Aoi&みず葉&枢夜佐季vs rhythm&ジャンボ井上&ラブヒカ・ヒナーノ
▼ジュエル・バードデビュー戦①TAKAみちのくvsジュエル・バード


ビッグ春華「(タッグ王座に挑戦します)王者組の1111がJTOの退団発表をしたんですよ。それが出てすぐ、その日の夜くらいに私がSNSで反応して。JTOの外にベルトが出てしまうのを阻止したくて私が挑戦したいですってまず動画で出したんですけど…JTO公式からも代表からも1111からも反応がなくて。ヤバいなって思って、火曜にラジオに出演して次は代表に直接挑戦したいって話をしました。代表は『相手次第だね』ってかんじで、澄樺さんとミサさんに許可を取らないとって思って、その次の日にまたSNSで投稿したんです。そしたらやっとSNSで反応をもらえて、実現することになったんです。

(直接挑戦表明したわけではない?)はい、直接はしてないですね。SNS上だけで(笑)。(パートナーはエンジュ選手ですが、2人は元々組んでいた?)いや、初めてです。あんまりエンジュとはあんまり絡みがなかったんですけど、私がデカ女集団を立ち上げるっていうのをラジオの後に言ったんですよ。それでデカ女といえばエンジュじゃんってなって、こうなりました。デカい同士です。そして、そこに五十鈴が入ってユニットになりました。これまではビッグコネクションって仮の名前だったんですけど、昨日やっと正式名称がビッグフュージョンになりました。

(これからどんどん規模が拡大していく?)かもしれないですよ。(ユニットのリーダーは?)そういうのはないんですけど、自分がずっと発信してます。(ユニット始動の一発目、よりベルトを取らないといけないです)その通りです。そもそも自分がJTOのファン時代から印象的な選手が1111で、パワフルなミサさんと華麗な動きをする澄樺さんのイメージがあって。タッグワークとか連係とかが息ピッタリって印象がありますね。

(そんな印象的なタッグとどう闘っていく?)2人ともデカいし、ミサさんもタックルとかラリアットとかパワフルな技を使うんですけど、自分の方が単純に体格がデカいので。それを活かしてタックルとか、どんどんぶつかり合って。そのパワーでどんどん相手を圧倒していきたいってところがあります。(これまでベルト挑戦は?)巻いたこともないですし、挑戦もないです。今回がホントに初挑戦です。(勝つことができたら王者として何をしていきたい?)デカ女集団っていうのが一番のテーマになるので、デカ女集団でどんどんJTOガールズのベルトを集めて、一番最強のユニットにしたいっていうのと。まだ私デビューして10カ月くらいなので、まず個人としてもひとつベルトを持って箔をつけたい、実績を残したいって気持ちです。

(では最後にあらためて意気込みを)まずファンとしてミサさんと澄樺さんをずっと見てきたっていうのがあったので、そこで(所属)ラストマッチってところで。ファンとして憧れてた気持ちはあるんですけど、選手として自分が強くなったって、強いプロレスを1111に見せて、パワーでエンジュとタッグベルトを取りたい。あとデカ女集団をもっと強くしていきたいので、これでタッグベルトを取って、どんどんユニットを強くしていきたいなって気持ちです。(ユニットに引き入れたい選手はいる?)いまのところは未定なんですけど、JTOガールズの中でデカい人ってけっこうかぎられてくるので。その人たちを視野に入れてるんですけど、どうなるかはまだ分からないですね。(そのあたりは動き出してみてからと)はい!」


ラブリカ・ヒナーノ「(プロレスラーを目指したきっかけは?)ラブリカ・ヒナーノはプロレスリングロボット…対プロレス用ロボットになるんですけど…その私がまだロボットになる前、プロレスに出会った時の話をしますね。当時まだ人間だった頃に、プロレスを初めて知ったのが2024年4月で。それ以前はいっさいプロレスというものに触れてこなくて、ルールとかも知らない状態だったんですけど…たまたま知り合いだった人に『両国国技館で大きい大会があるから見に行かない?』って言ってもらって、見に行ってそこで衝撃を受けました。そこから2カ月間ファンをしてまして。その2カ月後にとある団体が新人募集をかけていたんですね。入門テストというか、オーディションで。それで自分が気になったものだから、ちょっと応募してみようかなって思って。初めてプロレスを知って、そこから2カ月後に団体に履歴書を送って、初めてプロレスの門戸を叩いたって形です。

そのテストでは一次審査は通ったんですけど、二次の実技の方で…やはりプロレスを知って2カ月、特段バックボーンがあるわけでもないので体力テストの方で落ちてしまって。そこであらためて火がつきまして、落選のメールが届いたその日の夜に近所にレスリングクラブがあったんですけど、そちらの方に応募フォームに送って、次の日に練習に参加して。まずはレスリングの基礎を学んでから、次どこかの団体に応募しようって思ったので。そこからご縁があってJTOの話を聞きまして、TAKAみちのく代表の方に声を掛けて。『プロレス知って2カ月でオーディションに送るような子だし、レスリングもやってたってことでやる気もありそうだしうちこない?』って言っていただいて、そのままJTOに入門することになりました。

(ファン時代の2カ月間は誰を応援していた?)辻陽太選手がすごく思い出深くて。見に行った両国国技館のメインが辻選手と内藤選手のIWGPの試合だったんですね。そちらの煽りVを見たんですけど、辻選手が社会人になった春に内藤選手の試合を映像で見て。感銘を受けてプロレスラーになろうと思って会社をやめたと言っていたんですけど…当時、両国国技館に行ったのが私が入社2年目の春だったんですね。1年間社会人をやってみて、安定はしてるけどホントに生きてるか分からないというか。毎日同じようなことを続けて、楽しいけどそこまで波があるような生活でもないですし、自分の目標ってなんだろうってなってるなかで煽りVを見て衝撃を受けて。その2カ月後に履歴書を送ってみたのも、やっぱりどこかで辻選手の『社会人の春に試合を見て、レスラーを目指そうって思った』って言葉が心の中に残っていて。自分もあのかっこいい人たちのようになりたいって思いで、その道を歩むことにしたんです。

(スポーツ歴は?)レスリングをやる前まではまったく何もしていませんでした。中高もずっと吹奏楽部で、特にスポーツとかもやるようなタイプではなかったので。(だからこそデビューへの不安はない?)やっぱり自分にないものを持ってる選手がたくさんいるので、普段の道場での練習以外でも自分がやらなくちゃいけないことはなんだろうなって常に思いながら練習はしています。なので不安っていうよりは、どちらかというといまは伸びしろしかないって思っていて。スポーツ歴がないからこそケガをした履歴もないですし。新しいことを始めたら、やればやるだけ伸びるってことを自覚しているので、不安っていうよりはここからの伸びしろを見て楽しみだなっていう思いの方が強いですね。

(周年大会の後楽園でのデビュー、プレッシャーは感じる?)プレッシャーは特に感じてなくて。どちらかというと見ていた後楽園ホールの舞台に立って、自分で実際プロレスできるっていうのが楽しみで、その気持ちの方が強いです。もしかしたら子供のころからファンじゃなかったからこそ、フラットに物事を見れてるのかなって思うので。大切で憧れてた場所ではあるんですけど、過度に気負わずにリングで闘えるってことを楽しみにしたいなと思います。(デビュー戦でその感情はすごいです)本当ですか? 無自覚(笑)。ありがとうございます!

(あらためて。ご自身はロボットなんですよね?)はい。元々は普通の社会人だったんですけど、道場で練習していくうちにJTOに改造手術を施されてプロレスリングロボットとして、超人となって後楽園ホールに立ちます。(デビュー戦は知り合いなどが後楽園まで見に来ますか?)そうですね。特にやめちゃった会社の同僚だったりはかなり来てくれるので、その人たちに辞めてしまったけど、いまここでちゃんと活躍して輝いてるよってことを見せて。1個のケジメじゃないですけど、頑張ってる姿を見せられたらなって思ってます。

(今後のプロレスラーとして目標は?)見る人に元気を与えるプロレスラーになりたいっていうのが第一にあるんですけど、それの元気を与える対象者は大人にしたいって思いは強くあります。(普通は対象者は子どもの方が多いかなと)そういうイメージが多いと思うんですけど、私はどちらかというと大人になってからプロレスを見て、それですごく面白くて。日々のうっ憤だったりとかモヤモヤを忘れられる興行の2時間だったりをプロレスが与えてくれたので、今度は自分がそれをやる番。試合中だけはイヤなことを全部忘れて、子供に戻るじゃないですけど…そういう気持ちを与えられるようなプロレスラーになりたいですね。

(目指すファイトスタイルは?)元々レスリングをやっていて、JTOの女子でレスリングをやっている選手はいないんですよね。そこは自分のJTOで出せる唯一無二のスタイルかなって思うので、レスリングのグラウンドテクニックを生かしたファイトスタイルでやっていきます。(ベルトも目指していく?)そうですね。将来的にはいまともかさんが持っていますけど、あの位置というのはJTOにとっても重たい立ち位置ですし。かつ団体を背負ってるという意味で重たい立ち位置ですし、かつ希望を与えられるポジションだと思うので。最終的にはそこを目指していきたいですね。

(同カードには同期にあたる枢夜佐季が入っているが意識はする?)やっぱりしますね。ずっと道場で練習を重ねてきて、エキシビションマッチも同日におこなったりしていて。スタートラインが完全に一緒の選手は枢夜佐季しかいないので、どうしても意識する対象にはなりますね。(いつかシングルマッチも?)そうですね。将来的には下の世代がどんどん上がって、枢夜さんとラブリカ・ヒナーノでQUEENのベルトを懸けて闘う。そういった未来があったらいいなというよりも、そういう未来を必ず作りたいと思ってます。(では最後に一言)元々社会人で凡人だった私が姿形を変えて超人プロレスラーになる第一歩がこの後楽園ホールです。是非、その第一歩をみなさんの目に焼き付けていただきたいっていう風に思ってます。よろしくお願いします!」

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