髙安、今度は上がれず小結⁉ 高砂勢が一気に3人十両へ
7月場所で豊昇龍が途中休場、大の里が皆勤したことにより、大の里が初めて東の正横綱の地位に就く。
関脇、小結は、上がる候補者はある程度いるが、最近はよほどの成績でないと、7月場所であったような、かつての「張出」にあたる地位は作られないので、大栄翔の休場により、また関脇は2人になるのではないか。だとすると、幕内上位で二ケタ勝利を挙げながら、髙安と安青錦は小結止まり、ということになる。5月場所から7月場所の改編では、小結で6勝9敗と3点負け越しながら残留となった髙安だが、今度は好成績でも据え置き、の可能性がある。まあ、総合すれば「行って来い」ということにはなるが……。ただそうすると、玉鷲も平幕止まりになってしまうので、そのあたりがどう考慮されるか。
もしも三役が一人減る場合、そのマイナス分を、髙安や安青錦、玉鷲あたりが被ってくれる格好になるので、前頭の2枚目以下は、概ねいつもと同様の昇降となりそう。伯桜鵬と、先場所新入幕で活躍した草野、藤ノ川が自己最高位を更新の見込み。
7月場所で13勝を挙げ、平幕優勝を果たした琴勝峰は、おそらく10枚程度の上昇かと思われ、横綱・大関総当たりの地位に突入するかどうかというところ。
幕内と十両の入れ替えでは、18枚目が一人できる可能性があるので、少しラッキーな昇格または残留がありそう。日翔志が上がるか、欧勝海が上がるか、あるいは琴栄峰の幕内残留か、微妙なところ。千代翔馬と遠藤は少し苦しい気はするが……。
十両と幕下の入れ替えでは、すでに結構話題になっているが、高砂部屋から朝白龍、石崎、そして朝乃山と3人が十両入りすることが確実。そのほか、旭海雄が新十両の座を手にしそうだ。
