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2026-05-09

大日本の新世代も動き出す…浅倉幸史郎、約10カ月ぶり復帰戦を前に今後への主張「“六番勝負”をやりたい」【週刊プロレス】

いよいよ浅倉が帰ってくる

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大日本プロレスの若手で、ヘビー級期待のファイターとして昨年1月にデビューした浅倉幸史郎が5月10日(日)埼玉・にじ屋大会(14時試合開始、無料)で復帰する。

 浅倉はアニマル浜口道場で6年間鍛え、昨年のデビュー時にはすでに体重100㎏超え。野心的な性格も相まって、わずか2カ月で時のBJW認定世界ストロングヘビー級王者・神谷英慶に挑戦した。敗れるも、奮闘した浅倉。その後もギラつく闘いで注目を集めていたが、7・27後楽園で負傷。左ヒザ前十字ジン帯断裂、外側半月板損傷の診断を受け、その後は手術。リハビリをしながらカムバックを目指していたが、ついに約10カ月ぶりに戻ってくる。

「欠場してすぐは意外と気持ちも切り替えられて、復帰戦のことしか考えずに生活していこうと吹っ切れていたんですけど、手術も終わって、なまじ動けるようになってからのほうが“自分なにしてるんだろう”と思うこと増えてきて。(ケガをした)直後よりは、半年経ってぐらいからのほうが考えることが多くなりました。5月10日に復帰しようと医師の人と決めるまで、マイナスな気持ちでしたね」

 前述したように、デビューから注目度も高かった状態でのケガ。「自分的にもグーンと上り調子で、結果は伴わなかったけど、やりたいこともだいぶやれていた。“これから”って時だったので、それがジワジワ来たのかもしれない」と浅倉は言う。

 大日本の状況と照らし合わせると、この間に同期のデスマッチ志望・関茂隆真が昨年12月の藤田ミノル戦で爆発。自団体のみならず各団体での試合も増え、急激に伸びてきた。同期に対する思いは…。

「あまり嫉妬とかはないんですよ。というのも、俺と関茂は対照的なプロレスラーだと思っているので。関茂の目指すところと俺の目指すところが違うところもけっこうあるので、そういう意味で嫉妬はなかった。でも、関茂も試合数が増えてきて、いろんな他団体に出て…というのを見て『俺も本当は同じことをできたかもしれないな』と考えると、グーッと胸に来るものがあります」

 そうした思いを、リングにぶつけるのが“これから”だ。大日本は4・29横浜武道館で吉田和正が大門寺崇を破り、ストロングヘビー初戴冠を果たした。

「セコンドで見ることが多かったので、タイトルが(橋本)大地選手から大門寺選手に移動して、余所者が生まれて、吉田さんが挑戦して…その流れのなかに自分がいないことは精神的に来るものがあった。でも、復帰が決まった。単純な人間なんでしょうけど、いまは暗い気持ちはなくなりました。吉田さんはどう思っているかわからないけど、俺、関茂、吉田さんが大日本の新世代だと思っているので、その流れに俺も置いていかれたくない」

 そのために、復帰後には考えていることがある。まだ選手名は明かさなかったが、闘いたい選手が6人いて“六番勝負”をやりたいと浅倉は言った。

「欠場前にガーッと行ってケガしたのがあったので、落ち着いたほうがいいという考えも一瞬あったけど、全然落ち着いている暇がない。俺も若くしてデビューしたわけじゃないので(※今年11月24日で29歳)、復帰戦からバンバン行ってやろうと。いま、俺がどうしてもやりたい人が6人いるので、それで“六番勝負”をやりたい。それが俺にとってこの1年のテーマになると思うし、キャリアにおいても大切な試合になってくると思う。会社の力を借りてとかじゃなく、自分でなんとか無理矢理漕ぎつけるぐらいの気持ちで実現させたい。“いきなりベルトに挑戦する”というのもデビューしてすぐにやったし、俺もまた同じことをして取れるとは思っていないので。だからこそ、六番勝負。もちろん(相手は)全員ヘビー級。ストロングのベルトを取るための六番勝負だと思っているので、絶対に実現させたいです」

 浅倉の野心は、欠場前となんら変わらず燃えたぎっている。吉田がベルトを取り、関茂も奮闘が光るなか、また期待の若手が復帰する大日本。団体としても“ここから”だ。

<週刊プロレス・奈良知之>

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