元東洋太平洋ミドル級チャンピオンの太尊康輝(角海老宝石)は6日、東京・後楽園ホールでタイ・スーパーウェルター級4位のチャイワット・ムアンポンと8回戦を行い、2回1分17秒TKO勝ちで1年4ヵ月ぶりの再起を飾った。

2回、太尊の左ストレートでチャイワットは崩れ落ちた
写真◉小河原友信

「もう一度、ボクシングに戻ってこれました」。リング上からファンに感謝した太尊の目には光るものがあった。2度防衛した東洋太平洋王座を陥落後、地元大阪を後にして上京。一から出直す覚悟で強者揃いの角海老宝石ジムに移籍した。16ヵ月ぶりに迎えた再起戦は、過ぎるほど慎重なスタートを切った。

現日本王者、竹迫司登(ワールドスポーツ)の強打に7回まで耐えた同じサウスポーのチャイワットに対して大きく距離を取り、ほとんど手を出さない。「いやあ、硬かったですね」と自分でも認めたが、2回、自然に飛び出した左ストレート一発でチャイワットを沈めた。

「練習してきたことが出せました」という太尊は、これで14勝12KO3敗2分。かつての野性味は影を潜めたが、190センチの長身から放つ豪打は健在だ。狙いはもちろん、ベルトの奪回。ミドル級が賑やかになってきた。

取材◉藤木邦昭


This article is a sponsored article by
''.