日本スーパーフェザー級チャンピオン末吉大(帝拳)は4日、東京・後楽園ホールで同級1位の大里拳(大鵬)とタイトルマッチ10回戦を行い、2-0の判定勝ちで4度目の防衛に成功した。

写真上=打ち合う末吉(右)と大里

「はっきり勝って、本当の自分の強さを見せたい」との思いで臨んだ大里との再戦。1年前の初戦では、3回にダウンを喫しながらも8回TKO勝ちで力の差を示した。しかし、この夜は一進一退の主導権争いに終始。末吉は強さを見せるどころか、王座転落の危機にさらされた。

5回終了時点で公開された採点は、48対47が2人に49対46が1人。いずれも末吉のリードだったが、大里にも勝機は十分にあった。長いリーチをいっぱいに活かしてジャブの差し合いで負けず、ワンツーもたびたびヒット。終盤には引っ繰り返すチャンスもあったが、もう一発の後続打が出ない。これを正面突破で切り崩そうとする末吉も力んで振りが大きく、効果的なパンチを当てられない。互いに歯がゆさを覚える展開のまま、試合は終わった。

下された判定は97対93、96対95、95対95。リベンジならなかった大里は「気持ちが足りませんでした」と肩を落とし、ベルトを守った末吉も「こんな試合ですみません。練習の実力を試合で出せないのはどうしてなのか、これから考えていかないといけません」と反省の言葉を繰り返した。

これでV4。4回戦時代、現世界王者の伊藤雅雪に敗れて以後の連勝も16まで伸ばした末吉だが、“上”が見えてこなかった試合に「明日から気持ちを切り替えて、もっと強くなれるよう頑張ります」と巻き返しを約束するのが精一杯だった。

文◉藤木邦昭
写真◉小河原友信


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