情報提供、写真/ONE Championship
今は全力で倒すことだけを考えている
ターニは、まさか自分の相手が秋山になるとは思わなかったという。
「秋山との対戦が決まったと聞いたときは、正直、驚いた。でも、トレーニングは、しっかりやってきた。今の自分なら秋山に勝てるハズさ」
ターニが手術をしてからの直近2試合は、ベストコンディションではなかった。しかし、フィジカル面は上向きで、最高の状態に持っていく自信があるという。
「練習ができない間に、いろいろなことを学んだし、聞いた。周りは秋山との試合には、まだ早いという人もいるよ」

起こせるかジャイアント・キリング
「でも、朝起きた時、自分に言うんだ。“秋山を倒そうぜ”って。ダメならまたやり直せばいい。だけど、今は全力で倒すことだけを考えている」
柔道出身の秋山は、格闘家に転向したあと、国内外で常に厳しい闘いに身を置いてきた。43歳で3年半ぶりの復帰戦であっても、最高のコンディションでこのONE初戦に準備してくるに違いない。
しかし、ターニは秋山を恐れていない。そして、世界中が驚く〝ジャイアント・キリング″を狙っている。
「確かに秋山は強い。そして、メンタルも強靭だ。でも、彼は柔道家だよね。柔道よりも、ブラジリアン柔術の方が強いというところをみせるよ。フェンスに追い詰めて、関節技を極めたいね」
そして、この試合のもう一つの注目ポイントは、43歳と23歳という年齢差だ。親子ほど離れている。
「ONEで闘った相手は、ほとんど年上だし、ベテラン選手も良い動きを見せている。だから、年齢を考えて過小評価するなんてナンセンスだし、そこは関係ない」
最後に、ターニは秋山にメッセージを伝えた。
「おい、秋山。俺は、あんたが最高にセクシーな男だって知っているけど、試合もその調子で頼むぜ。最高の闘いをしよう!」
