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2021-04-14

【プロレス】リック・スタイナーを彷彿とさせる稲村愛輝の投げっぱなしジャーマンに杉浦貴も驚がく「効いたよ! 突き刺さった。すごいね」

杉浦貴にぶっこ抜き投げっぱなしジャーマン・スープレックスを決める稲村愛輝

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 NOAHの稲村愛輝(28歳)が4月4日、浜松大会の杉浦貴戦でド迫力の投げっぱなしジャーマン・スープレックスを披露した。

 杉浦はNOAH4・29名古屋大会で藤田和之の持つGHCナショナル選手権への挑戦が決定している。稲村とのシングル戦は「身長、体重とサイズがちょうど藤田と一緒ぐらい(両者はともにプロフィル上は182cm、115kg)。オレの中で実力差はあるけど、仮想・藤田」とNOAH4・18後楽園大会の前哨戦とタイトルマッチ本番に向けて試運転するつもりだった。

 しかし、試合は仮想・藤田だけにとどまらなかった。稲村が恐ろしいまでに成長していたのだ。

 特に勝負どころで放たれたぶっこ抜き投げっぱなしジャーマンは、リック・スタイナーのそれを彷彿とさせる大迫力だった。どうにかフロント・ネックロックで競り勝った杉浦は「効いたよ! 突き刺さった。すごいね。アイツ、練習で100kgタイヤ投げてるんでしょ? 素晴らしいよ。若いヤツが練習に取り入れて、それが試合にも生きるっていうのは。あのジャーマンは脅威になるよ」と興奮気味に語っている。

 3月下旬から稲村は350kgと100kgのタイヤを使ったトレーニングに取り組んでいる。自身のツイッターでも「今日のタイヤ」という超人動画を次々と公開中だ。

 稲村は杉浦と昨年9月にシングルリーグ戦「N-1 VICTORY 2020」公式戦で対戦した際「気持ちは伝わるけど、それだけだよ。もうちょっと考えた方がいい」と苦言を呈されていた。7カ月後、前回の一騎打ちの教訓を生かし、仮想・藤田という試合内容だけで終わらせずに、投げっぱなしジャーマンで自己主張と意地を先輩に刻み込んだ。
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