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2021-04-15

【プロレス】アントニオ猪木がレオン・スピンクス戦に向け、日本古来武術「骨法」特訓 1986年9月27日

 1986年9月27日、アントニオ猪木が「全日本骨法家連盟総本部」という大看板の掲げられた入口をくぐった。

「骨法」とは奈良時代より伝わる日本古来の武術の1つ。大友古麻呂なる人物が創始者とされる。当時は堀辺正史氏が師範。堀辺師範はボクシングやムエタイなど、いわゆる異種格闘技との闘いを想定した「骨法新武術」の確立に心血を注いでおり、空手、カンフー、ボクシングなどと他流試合をおこない無敗を誇っていた。ザ・グレート・カブキにトラースキックのヒントを与えたり、ザ・コブラに秘密特訓を施したりとプロレス界とも縁が深い。

 猪木は同年10・9両国国技館大会で“モハメド・アリに勝ったボクサー”レオン・スピンクスとの異種格闘技戦を控えており、実戦スパーリングで「踏み蹴り」「スリ蹴り」「浴びせ蹴り」などを練習していた。堀辺師範は“燃える闘魂”との特訓を終え、こんなことを語っている。

「ボクサーの戦闘視界は腰から上の上半身に限られる。よって、下から突き上げる骨法の蹴り技は有効な武器となります。猪木さんは天才的な格闘技勘の持ち主で、飲み込みが常人の倍以上に早い。“本番”では骨法の蹴り技でスピンクスを完全KOするでしょう」

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