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2021-10-07

【出雲駅伝】駅伝を愛する佐藤一世が目指す三大駅伝すべてで区間賞「今年のテーマは速さ以上に強さを」

1年時は全日本大学駅伝5区で区間新の佐藤。2年生となった今季はポイント練習もすべて消化し、自信を持って出雲へ



目の色が変わったと原監督も期待

 駅伝への思いが強いだけに、無冠で終わった昨季の結果が2021年の佐藤に火をつけている。

「箱根で区間4位に終わったのも、1年を通して練習を積めていなかったからなんですよ。6月頃からケガで練習が抜けてしまい、距離の短い全日本はなんとかなりましたが、箱根の距離はごまかしが利かないですね。2年生になった今年は、今までポイント練習はすべて参加できています。それは自信にもなっていますし、今年こそは試合の流れを変えられる走りができればと思っています」

 今季の佐藤の目標は三大駅伝ですべて区間賞を獲得することだが、その第1戦、出雲駅伝では前半の重要区間を任されそうだ。

「速さよりも、強さ。これが今年のテーマです。出雲はスピードが重視されますけど、しっかり速さで競ったうえで、強さを見せられればと思います」

 駒澤大、東海大、早稲田大、東京国際大と優勝候補がそろうなか、青学大が優勝するためには佐藤の強い走りが必要となる。

 原監督はいう。

「佐藤はもともと志が高い選手だけれど、2年生になって目の色が変わったね。そろそろ持っている力を出してくれるんじゃないですか。私がいちばん楽しみにしてるけどね」





文/生島 淳 写真/福地和男

文/生島 淳 写真/福地和男

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