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2021-11-12

【NFL】ラムズ、WRベッカムを獲得 ビッグネームを集めスーパーボウル狙う

ラムズへ入団することが決まったWRオデル・ベッカム・ジュニア=photo by Getty Images

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米プロフットボール・NFLのロサンゼルス・ラムズに、また一人スーパースターが加わった。現地11月11日午後(日本時間12日)、ラムズが、9日にFAになったWRオデル・ベッカム・ジュニアを獲得した。球団の公式サイトが発表した。ラムズは、11月1日に、NFLトップ級のOLBボン・ミラーをトレードで獲得したばかり。とどまるところを知らないビッグネームの補強で、今季のスーパーボウル優勝を狙っている。

 NFLネットワークのイアン・ラポポートとキム・ジョーンズによると、ラムズがベッカムとかわした契約は最大425万ドル。契約ボーナスが50万ドル、今季残りの基本年俸が75万ドル、さらにラムズの今季の成績次第で300万ドルがインセンティブとなっているという。スーパーボウル優勝を実現した場合の50万ドルも含まれているという。

 先日、トレードでラムズの1員となったばかりのミラーが「クレージーだ!OBJがLAにいるのか...ちょっと彼に電話してみようか」と喜ぶ様子を、ラムズの公式ツイッターが投稿。

 また、QBスタフォードは「率直に言って、もう何が起きても驚かないよ」と反応した。自身が、今年1月にライオンズからトレードで移籍したばかりのスタフォードは「プレーするには魅力的な街だし、プレーするには魅力的な組織だ。このチームには他にも素晴らしい選手がたくさんいる。彼ら素晴らしい選手と一緒にプレーすることは、他から移籍してきた選手にとってもエキサイティングだろう。私はそのチームの一員であることに満足している」と話した。

【解説】ラムズがベッカムを獲得した理由


ラムズのマクベイHCとQBスタフォード=photo by Getty Images

 今季のスーパーボウルは、2022年2月13日にラムズとチャージャーズの本拠地、Sofiスタジアムで開催される。

 ラムズは地元でのスーパーボウル出場・優勝を真剣に狙っている。2018年シーズンのスーパーボウル(2019年2月)に、史上最年少の33歳で出場したショーン・マクベイヘッドコーチ(HC)は、来年1月24日で36歳となる。今回のスーパーボウルが、史上最年少のスーパーボウル勝利HC(現在の記録は、スティーラーズ、マイク・トムリンHCの36歳9カ月)になる最後のチャンスでもある。

 今のラムズのWRはクーパー・カップ、ロバート・ウッズ、ヴァン・ジェファーソンが名を連ねる。カップは、ここまで9試合で、1019ヤード、10TDと、キャリアハイの大活躍だが、一方でベテランのデショーン・ジャクソンを放出。2人のルーキー、トゥトゥ・アトウェルとジェイコブ・ハリスはシーズンアウトの負傷となっており、レシーバー陣のデプスが薄くなっていた。

 スポーツ専門局ESPNによると、ラムズの今季のオフェンスは全プレーの86%が3人以上のWRセットで、RBのいない5レシーバーの「エンプティー」も19%という。いずれNFLで最も高い数字となっている。デプス上からもWRの補強は理にかなっていると言える。また、スタフォードの今季の23TDパスの内、縦のルートを走ったものが10本だが、これは今季のNFLで最多という。ベッカムは、スタフォードのロングパスをさらに活性化する役割も担うことになる。

 ベッカムはブラウンズからウェーバー公示され、翌日FAとなったことで、当初の今季年俸のうち425万ドルはブラウンズが支払うことになっている。今回のラムズと合意した最大425万ドルは、別途支払われるものだ。ブラウンズでは、ターゲットとなることが少なく、チームとトラブルになったベッカムだが、今回のラムズとの契約ではインセンティブはチームの成績に紐づいている。

 ベッカムは来季以降の大型契約を獲得するために、ラムズはスーパーボウルに優勝するために、利害が一致した入団ということになりそうだ。

【小座野容斉】

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