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2022-03-17

新生UWF2戦目の船木優治がミサイルキックで反則負け!「まるでレフェリーが相手だったみたい」【週刊プロレス昔話】

船木優治vsボブ・バックランド

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1989年5月21日、新生UWFのNKホール大会で船木優治がボブ・バックランドに反則負けを喫した。

 5分過ぎ、船木の右ハイキックを食らってダウンしたバックランドはカウント8で立ち上がり、得意のエルボーで逆襲。これが「ヒジによる打撃」として「注意1」が告げられた。

 10分過ぎ、バックランドは再びエルボーを出したが、これは反則をとられずに船木が同じ技で返したら「注意1」。その後のグラウンドでも船木がもがいているとヒザが当たった際に「関節部分を使って打撃攻撃」と見なされ、またもや「注意1」。これで「警告1」となり、もう1回、警告になると反則負けだ。

 後がなくなった船木は勝負とばかりにこの試合2発目の浴びせ蹴りを敢行。腕ひしぎ十字固めを決めようとしたが、それをバックランドは持ち前の腕力でリフトアップ。近くのコーナーへと船木を運んでロープブレーク。

 技をといた船木はなんとコーナーからミサイルキック! レフェリーとしてはコーナーから降りなければブレークと認められないとのことで、13分58秒、反則負けとなった。

 船木はぶ然とした表情。客席からは「ブーブー」という声も出たが、レフェリーからあらためてマイクで説明があると拍手も起こり、その場は収まった。

 試合後の船木は「これほどルールが細かいとは…。今日はバックランドと試合をした気がしないですよ。まるでレフェリーが相手だったみたい」と反省。ルールの壁にはね返されたUWF移籍2戦目だった。

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