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2022-04-02

「コミュニティづくりが大切」。ライブランの瀬古利彦のフレフレ!2022に太田雄貴さんが登場

瀬古さんと太田さん。瀬古さんは北京オリンピックで太田さんが銀メダルを獲得した現場にいた

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 ランニングアプリのライブランの「瀬古利彦のフレフレ!2022」は、ホストの瀬古さんがゲストを招いておしゃべり&生実況をするイベント。4月2日(土)のゲストは国際オリンピック委員会(IOC)委員の太田雄貴さん。約180人の参加者(ライブランナー)は瀬古さんと太田さんの声援を受けながらそれぞれのゴールを目指した。

 ライブランは、生実況を聴きながら離れた場所にいる人々と同時にランニングを楽しめるアプリ。太田さんは、2012年のJALホノルルマラソンで初マラソンに挑戦し、普段も都内の公園でジョギングを楽しんでいる。ライブランナーへの思いやりの気持ちが随所に感じられた70分となった。

 2008年の北京オリンピックで銀メダルを獲得したとき、日本を出発する時には2人だった記者が、帰国時には200人になっていたという話や交友のあるマラソンランナーの大迫傑選手の話など、テンポよくトークが続いた。

 フェンシングの道具はいくらするのか、試合中はどこを見ているのか、フェンシングと剣道の違いは何かなど、ライブランナーからの質問にも答えた。ちなみに道具は5万円から30万円、試合中は1点ではなく、相手の全体を見ているそう。剣道が骨を断つのに対して、フェンシングは肉を切ったら勝ちだそうだ。

 ゲストからのプレゼントが当たる投票コーナーのテーマは、海外旅行で行きたいのはどこ? 瀬古さんはボストン。3回出場して2位、1位、1位の成績を残したボストンマラソンが行われる地だ。太田さんはパリ。フェンシング発祥の地であり、美食の街。主食であるバゲットは値段が法律で決められていることなどを教えてくれた。

 投票の結果、ライブランナーの行きたい街はパリとなり、太田さんからパリに投票した方の中から抽選で1名にやまやの明太子が贈られた。

「楽しかったです。走った距離が可視化される。インタラクティブなのがすごく面白いなと思いました。小さい頃からラジオをよく聴いていたので、ラジオ的なノリは得意というか、好きなんです」

 初めてのライブランを体験した太田さんは、このアプリの双方向性に注目した。31歳の若さで日本フェンシング協会の会長に就任し、スポーツにおけるデジタル利用を推進してきた。

「デジタルとスポーツも結局はコミュニティなんです。コミュニティの創出。コミュニティをどう作るかの1点です。アナログだろうがデジタルだろうが、コミュニティを作るのがうまい組織は盛り上がります。芸能にしてもアーティストを応援するファンのコミュニティがある。ライブランがコミュニティを大切にしているのはすごくいいですね」

 離れたところにいる人たちが、同じ時間に同じトークを聞きながら汗を流す。1つの空の下でコミュニティが生まれる。ライブランの世界――Same Time, Deferent Place, Under One Sky.―― 日本人3人目となるIOC委員は、初めてLIVE RUNを体験して、その本質を見抜いていた。


ランを終えた後には、ライブランナーとZoomでの会話を楽しんだ

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