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2022-06-01

NOAH・小峠篤司がDDT・秋山準を糾弾!「オレは秋山準の捨てたNOAHで10年間がんばってきた」「DDTに行って、悪い意味で変わっちゃった」【週刊プロレス】

2012年、秋山準にエルボーを叩き込む小峠篤司

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「サイバーファイト・フェスティバル2022」6・12さいたまスーパーアリーナ大会におけるNOAHvsDDTの対抗戦で、小峠篤司は丸藤正道&稲村愛輝と組んで、秋山準&遠藤哲哉&樋口和貞との対戦が組まれた。突如として訪れた秋山との約10年ぶりの再会。団体の威信を懸けた闘いであることは当然なのだが、個人的に胸の奥にしまい込んでいた感情もあった。

「秋山準…カードを聞いた時、やるならやってやるって気持ちでした」

しかし、そんな小峠の意気込みとは裏腹に5月10日におこなわれた会見では、DDT側の足並みがそろっていなかった。イラプションの樋口がバーニングの秋山&遠藤に敵意をむき出しにして口論を展開してしまったのだ。

それによって、DDT内の内輪もめが脚光を浴びることになり、本来は重きを置かなければいけないテーマがかすんだ。小峠は「団体対抗戦とうたわれてたんで緊張感を持ってたんですけど、会見に出てみたら、向こうの仲が悪いみたいでボクが思ってた空気感とは違うなと感じちゃいました。もっとピリッとするのかと思ってたんです」と後述する。

はっきり言えば「サイバーファイト・フェスティバル」というグループの総力を結集させた一大イベントで対抗戦が組まれたのだから、互いの団体が勝利を目指して試合に集中するのかと思っていた。挙句の果てに秋山は樋口に対して「オレら3人でしっかり力を合わせて丸藤叩くんだよ。力を合わせてやらないといけないんだ」とお説教を始め、最終的には「オマエがそうだったら小峠ぐらいに勝つしかないだろ」と自分の存在がネタに使われてしまう…。

会見前の小峠がサイバーフェスの一戦に求めていたのは、こんなファニーな闘いではなかった。その後も慣れ合いのようなSNS上の発言やネタに走った試合後のコメントが続き、どうしてもDDT側からは対抗戦という緊張感が伝わってこない。

何とか軌道修正を試みようと「力を合わせないと丸さんの首取れないDDTのチャンピオンって凄いですね。業界の老害が相変わらず上からっすね。余程、団体内で刺激が無いんですね」(原文ママ)と刺激的なツイートをしてみた。さらに「オレは小峠だけど、秋山さんの見た目がなんて日だ!ですよ」という強烈な口撃も考えていたという。

しかし、DDTのペースに合わせて慣れ合っているだけなのかもしれないと反省した。違う。求めていた再会ではない。少なくとも10年前の秋山だったら、対抗戦に向けてこんな軽いノリで向き合っていなかったはずなのに──。

「オレは秋山準の捨てたNOAHで10年間がんばってきたんですよ。向こうからしたら掘り返されたくない過去に注目してもらいたくないから、ああやって慣れ合いにもっていくのかもしれない。でも、ボクはこの試合で10年間踏ん張ってきた意地を秋山準にぶつけようと思ってます」
 
2012年4月に大阪プロレスを退団した小峠は5月よりNOAHに移籍。当時26歳。無我夢中で大先輩たちに食らいついていき、毎日のように叩き潰された。特に秋山の非情なファイトによって〝方舟の洗礼〟を受けた記憶は色濃く残っている。

「10年前の秋山さんは本当に怖くてリスペクトできる先輩でした。でも、すぐ家出しちゃいましたからね。あれからNOAHがどんな思いでここまできたかわかってないと思いますよ。まぁ、そういうのから逃げたいから退団したんでしょうけどね。オレたちNOAHには小川(良成)さん、丸藤さん、杉浦(貴)さんを中心にみんなで踏ん張ってきた意地がありますよ」

 

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