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2022-06-20

【南九州高校総体】男子4×400mRで鹿児島南高が3分11秒67

鹿児島県高校記録を塗り替える3分11秒67で優勝を果たした鹿児島南高(写真/荘司結有)

8月3日から行われる徳島インターハイの出場を懸けた南九州高校総体最終日。最終種目の男子4×400mRは、鹿児島南高(鹿児島)が3分11秒67で2年連続頂点に立ち、大会記録と鹿児島県記録を塗り替え、インターハイ優勝候補へと名乗りを上げた。

2日目にあった4×100mRでは、鹿児島南高と熊本工高(熊本)が同着で優勝を分け合う形に。両校の「勝負」の行方は最終種目の4×400mRに託された。

迎えた決勝では、鹿児島南高は2走の金城篤哉(1年)が僅差でトップに立ち、追いかける熊本工高と激しく争う展開。4走の坂元龍晟(2年)がラスト100mで引き離し、デッドヒートに決着をつけた。5月末に行われた県大会の優勝記録3分15秒49 から大幅にチームベストを更新。昨年の優勝メンバーでもある1走の須田心太朗(3年)は「昨年一緒に走った内田弥睦先輩、徳永開成先輩との約束を果たせて言葉にならないくらいうれしい。インターハイではさらにいいタイムを狙いたい」とレース直後に声を弾ませた。

1年生1人、2年生1人、3年生2人で編成された今季のチームは、個人種目でも強さが光る。走幅跳と三段跳を制した3走の太田芳栄(3年)は、1週間前に行われたU20日本選手権の三段跳で高校生トップの4位に入り、インターハイ入賞を十分狙える位置にいる。坂元は県大会で、高2歴代3位の1分49秒92をマークして優勝を飾った。今大会はU20日本選手権覇者の立迫大徳(鹿児島城西高・2年)に次ぐ2位だったが、インターハイでは優勝争いに絡みそうだ。400mでは坂元が4位、須田が5位に入り、ともにインターハイ進出を決めている。

「インターハイが先輩たちの最高の思い出になるように気を引き締めて頑張りたい」とルーキーの金城。坂元は「3分13秒を切れればいいと思っていたので、このタイムを出せたのは素直にうれしいです。インターハイでも上位を狙い、走るからには勝ちたいです」と意気込みを語った。


◇◇南九州大会男子4×400mR
①鹿児島南高(鹿児島)3分11秒67=大会新
②熊本工高(熊本)  3分13秒43
③松陽高(鹿児島)  3分15秒75
④宮崎北高(宮崎)  3分19秒30
⑤濟々黌高(熊本)  3分19秒60
⑥那覇西高(沖縄)  3分20秒12

文・写真/荘司結有

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