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2022-07-05

急きょカード変更、東京女子7・9大田区でvs水波綾。この大一番に向け“ぶん回す”宣言の渡辺未詩は「ここで勝てたら人生変わる」【週刊プロレス】

水波(左)と未詩

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 東京女子の夏のビッグマッチ、7・9大田区大会が迫るなか…参戦を予定していたウィロー・ナイチンゲールが来日できなくなり、急きょ欠場となってしまった。予定されていた渡辺未詩とのシングルは中止となり、カードに穴が開いてしまった形となるが…ここで水波綾の参戦が緊急決定。東女初参戦の“アニキ”が、未詩との一騎打ちをおこなうことになったのだ。

 この一戦にさきがけ、DDT道場にて2人を直撃。それぞれの大田区への思いを聞いてみた。


水波「(参戦を聞いて)ホントに初めて出る団体で。AEWで坂崎(ユカ)さんと伊藤(麻希)さんとの対戦はあったんですけど、対戦しただけで東京女子さんに関しては参戦もなかったので、率直にビックリしました。連絡もらって『自分が!?』ってかんじで(笑)。(団体へのイメージは?)実は3月に両国国技館大会があったんですけど、それを私は見にいってて。動画では見たことがあったんですけど、生で見るのは初めてで。その時に、最初から最後まで見てすごくグッときたというか。みんな一生懸命なんですけど、東京女子プロレスを誇りに思ってリングで試合をしているっていうのがすごく伝わってきて。とにかくグッときました。(両国観戦のきっかけは?)志田(光)が出てたので、それを見にいきました。でも全部見ている人の気持ち、ハートをつかむような試合で。感動しましたね。みんな向上心の塊で、若い選手が多いなかで試合するのって、環境とか状況として一番レスラーとしては伸びるじゃないけど…そういった場に感じたので。自分も上がってみたいなとも思いました。

(未詩の印象は?)まず、ブレない軸っていうのをただロープワークしてるだけでも感じるというか。タックルする時もジャイアントスイングする時も軸がブレなくて、それが長所だなって。これだったらどんな重い選手でも担げるんだろうなっていうのは思いました。あと、闘ってる時の目がすごくまっすぐで。例えがよくないかもしれないけど…部活動を一生懸命やる、みたいな。決して部活ではないと思うんですけどね。それだけまっすぐな印象があります。(未詩は『ぶん回す』と宣言していました)試合を何回か見て、ホントにできるんだろうなって感じたので、あれはけっこう脅威だと思います。最近、ああいった技をやる選手も少ないので。そこは阻止したいと思いますけど。(なかなか回される機会はない?)ないですね(笑)。

(パワーファイター対決と言われています)そういう風に見られるんだろうなとは思いますけど、そこももちろん楽しみなんですけど…渡辺選手は東京女子の中でも闘いたいなと思っていた選手の1人なので。今回、こうやってできるということなので、パワーはもちろん、気持ちの部分でも闘いたいなと。(パワーファイターとして負けられない部分もある?)負けたくないですよね。その上ですべて制して勝ちたいなと。パワーにしろ気持ちにしろ。まぁでも、率直に楽しみではあるので。(大田区の空気を持っていくくらい?)そうですね。アニキっていうのを刻み込んで帰りたいですよね。ファンの方はいろいろ困惑すると思いますけど(苦笑)。

(キャリアもだいぶ離れているが、未詩に闘いの中で伝えたいことはある?)リング上がっちゃえばキャリアは関係ないって思いで自分はずっとやってきたので。ホントに私は私のすべてをぶつけるので、是非渡辺選手もぶつけてきたうえで制したいなと。(東京女子の闘いに寄せるわけではない?)ですね。そういう器用なことはできないので(笑)。自分は自分のプロレスをやってっていう風に思ってます。(では最後に意気込みを)とにかく、ナイチンゲール選手が来日できなかったのは残念ではあったんですけど、そういうこともあって今回私が初めて東京女子に出て渡辺未詩選手とシングルをやるということなので。もちろん、ただじゃ絶対帰らないつもりでいるし、なんなら私が全部持っていくくらいのつもりでやろうと思っているので。楽しみにしていてもらいたいです」


未詩「(ナイチンゲールが来日できなくなってしまいました)ナイチンゲールさんに会いたい気持ちが日に日に増してましたし、実際に会えなくなった途端にその気持ちがより大きくなったというか。また日本に来たいっていう風にもツイッターに書いてくれてましたし、闘いたいっていうのは一番にあるんですけど、日本を楽しんでほしいなって思っていたので。また日本に来て、おもてなしできたらなって気持ちです。逆にもしホントに会えなかったら、私が(海外に)いけるくらい頑張るって気持ちになったらいいんだろうなって思いました。

(カード変更で、水波とのシングルになりました)とてもビックリしたというか。他団体の選手とシングルするのは初めてのことなので、すごい緊張してます。あと伊藤さんがAWEの日本トーナメントで闘った時とかに見てて、とんでもないすごい方だなっていう印象が濃く残っているので。そういう部分で頑張らないとなってすごく思いました。(どういった印象?)技の説得力とかはもちろんすごいんですけど、プロレスの強さにプラスしてパフォーマンス力というか。見せ方とかがズバ抜けてる方なんだろうなっていうのは、初めて見た時に感じたので。そのへんは力では負けたくないって思いつつ、吸収できるように挑めたらなって思います。

(ぶん回す発言もありました)自分より明らかに大きい選手が東京女子にはそんなにいないので。そういう意味では回したいですし、担ぎたいですし。どこまで自分の力、体力が通用するかなって部分はありますね。(以前、大田区でアジャを回せませんでした…)あの大田区で闘って以来、人生のうちに死ぬまでにやりたいことリストにアジャさんを回すっていうのができたので。復帰されて今回も出てくださるということで、だんだんと段階を上げていく第一歩に今回の水波選手を回すことがあるのかなって思うので。ここは絶対に回さないといけないです。

(相手が変わってより試練という印象も強まりました)やっぱりナイチンゲールさんだったら海外のファンの方の声が多くて、今回は日本のファンの方の『東京女子でアニキさんが見れる!』みたいな声を見たので。なので、日本のプロレス界のなかでもご活躍されているということで、挑むっていう気持ちはあるんですけど、負けたくない、勝ちたいって気持ちを第一に頑張ろうと思います。(東京女子を代表しての対他団体という形にもなります)自分が他の団体の方とやるのが未知すぎて…まだカードも決まったばっかりですし、ここから時間がないんですけど。探って自分のできることを。キャラクターっていう部分でものすごく闘わなければいけない部分もあると思うので。普段よりかわいく、強くを目指して頑張ろうと思います。さいたまスーパーアリーナとかを経て、ホントにいろんな人に『あんな入場をした子が2人同時に回すの?』みたいな声をすごく聞いて。やっぱりそう見てくださってるんだって思って、そこは自分の強みだと思うので。そこを強化して、いけたらなって思います。

(他団体に自分の力がどこまで通じるか、という場にもなります)エルボーひとつにしても警戒しなきゃいけない部分は大きいと思っていて。自分は割と体力はつくように頑張っているので、それがどこまで通用するのかっていうのが未知で。まだ4日前なんですけど…まだ、ギリびびってるんですよ(笑)。すっごいビビりなんですよ。でも残り3日くらいまでにはいけるぞっていう体勢に持っていこうと。いつもこのくらいのペースなんですけどね。(気持ちを切り替える?)ですね。対策と自己暗示で言い聞かせてみたいなのをやって。120%の状態で挑めたらなと思います。

(失礼かもしれませんが、勝ったら番狂わせになります)海外でも日本でも強い方なので、ここで勝てたらだいぶ人生変わるくらいですよね。それくらいの規模だと思うので、やっぱり勝ちを目指していきたいと思います。(この大会は声援OKになります)それはものすごく大きいですよね。この2年間、私がプロレスを見にいってもアイドルを見にいっても、このコールしたいとか、声出したいって。そういう苦しい気持ちっていうのがやっぱりあるので。そういう部分が苦しくなく、心の底からこの2年間分の声を出せるっていうのはすごく嬉しいですし。オープニングの歌のコーナーから大会を盛り上げて、私がリードして声を出しやすい環境を作れたらなと思っています。みんなに声を出させるので、覚悟しておいてください(笑)。

あと、このコロナ期間で声が出せないけど漏れてしまう声にすごい喜びを感じてしまって。それこそ開花式(ジャイアントスイング)の時に、笑い声が聞こえたんですよ。たぶん、すごすぎて笑っちゃってて。それが嬉しすぎて。なので、それが逆に声ありで聞こえるのが楽しみなので。みんなをゾクゾク、ワクワクさせたいなって思います。(では最後に意気込みを)今回急きょ出てくださるということで。すごく嬉しいなと思います。自分としては力でもパフォーマンス力でも負けないように、飲み込まれないように爪跡を残せるように頑張るので、応援していてほしいです。アニキをぶん回します!」

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