はじめの一歩30周年記念フェザー級トーナメントの決勝戦が22日、東京・後楽園ホールで行われ、日本同級4位の渡部大介(ワタナベ)が草野慎悟(三迫)に8回3ー0の判定勝ちで優勝を飾った。
写真上=渡部(左)の左が草野をとらえる
この日の観衆は入場制限して442人。スタンドの空席は、はじめの一歩登場キャラクターのアバターパネルが埋めた
格下と見られたノーランカー草野の、一歩も引かない戦いが決勝を白熱させた。渡部の厳しいプレスを真っ向から受けて立ち、サウスポーから力強く左ストレート、さらに右から左と返しのパンチも繰り出す。打ち合っても体勢を保てるのは、コロナによるブランクの間もしっかり走り込んでいた証拠だ。
「大きいのを一発当ててやろう」と、硬さもあって前半ポイントを先行された渡部は、5回に狙っていた右を打ち込みダウンを奪う。この一撃で試合を振り出しに戻すと、6回からは接近戦に持ち込み渾身のラッシュ。草野も最後まで激しく抵抗したが、判定は76対75、77対74、78対73とジャッジ3者とも渡部を支持した。
優勝賞金100万円を手にするとともに、念願の日本タイトル挑戦に一歩近づいた渡部。「来年くらいにチャンスがくると思っています。そのときまでには、もっと……」と精進を誓った。
「今までで一番うれしくて泣きそうになった」と渡部
セミファイナル8回戦では、元日本スーパーバンタム級チャンピオンの和氣慎吾(FLARE山上)が川島翔平(真正)に6回2分44秒KO勝ち。昨年10月、世界前哨戦と銘打った試合で痛烈なKO負けを喫した和氣だが、再起戦となったこの夜はサウスポーからの左が冴え渡った。
和氣は4度ダウンを奪う鮮やかなKOで復活
右を振って前に出てくる川島に対し、和氣は軽やかなフットワークで遠い距離をキープ。2回、タイミングを合わせた左ストレートから右フックで最初のダウンを奪うと、3、4回も左ストレートでダウンを追加する。そして6回、またしても左カウンターを突き刺して4度目のダウンを奪いフィニッシュ。悪夢を払拭するような快勝で復活を果たした。
文◎藤木邦昭
写真◎小河原友信
2022-06-20
【陸上】全日中四種競技王者で400mH高校歴代7位タイの紺野稜真(九里学園高)が東北高校総体で50秒台前半V、3年ぶりの全国制覇、ハードル2冠を目指す
2022-06-19
【展望】競泳世界選手権/2日目 予選から注目選手続々
2022-06-11
【ボクシング】井上尚弥がリング誌選定の全階級最強ランキング1位に!
2022-06-12
【陸上】8種目10名が日本選手権でオレゴン世界選手権代表に内定
2022-05-24
佐々木朗希、無傷の4勝目!【BBMフォトギャラリー102】
2022-05-05
スムーズなライド感が、さらに進化した! 「ナイキ エア ズーム ペガサス39」
2022-06-20
【陸上】全日中四種競技王者で400mH高校歴代7位タイの紺野稜真(九里学園高)が東北高校総体で50秒台前半V、3年ぶりの全国制覇、ハードル2冠を目指す
2022-06-19
【展望】競泳世界選手権/2日目 予選から注目選手続々
2022-06-11
【ボクシング】井上尚弥がリング誌選定の全階級最強ランキング1位に!
2022-06-12
【陸上】8種目10名が日本選手権でオレゴン世界選手権代表に内定
2022-05-24
佐々木朗希、無傷の4勝目!【BBMフォトギャラリー102】
2022-05-05
スムーズなライド感が、さらに進化した! 「ナイキ エア ズーム ペガサス39」