元なでしこ安藤梢のワールドカップ展望。「日本がドイツに対していける！」理由とは？～リポビタン for Sports presents「The Deep」～

　8月14日（日）20:00～、スポーツライターの金子達仁氏がパーソナリティーを務めるニッポン放送のリポビタン for Sports presents「The Deep」の第34回放送では、元なでしこジャパンで、三菱重工浦和レッズレディースでプレーする安藤梢が登場した。

――設立1年目のWEリーグでベストイレブンに選ばれました。

「いやあ…。ビックリしたんですけど、ご褒美をいただいたような感じで嬉しかったですね」

――ボランチの安藤さんというイメージがあまりなかったです。

「これまでフォワード、サイドハーフと攻撃的なポジションだったので、チーム事情でケガ人が出て誰がやるかというときに、自分が任されて緊張しました」

――緊張した？

「はい。チームが落ちていたときだったので、新しいポジションを自分が任されて、結果を残さなければいけなかった。世界のボランチの選手を一杯見て研究しました」

――特にモデルになった選手は？

「最初はまず守備を求められました。6番というか、フィルターになる役割を求められたのでエンゴロ・カンテ選手（チェルシー／フランス代表）。日本代表なら遠藤航選手（シュツットガルト）。ずっと彼らの映像を見て守備の仕方を研究してました」

――チーム事情が安藤さんにボランチを強いたわけです。チーム事情が解決すれば、前に戻りたい？

「う～ん、難しいですね。時々、フォワード、攻撃的なポジションをやりたいなという思いもあるんですけど、自分で“どうしても！”というのもない。監督に求められたところをどこでもやりますという形で準備しておきたいと思います」

――リーグ全体として1年目のWEリーグ。中にいて、いかがでした？

「プロ化になったので、どこのチームも絶対に負けられないというのがありました。また、対戦相手が分析してくるので、なでしこリーグのときより上位と下位が拮抗した試合が多かったと思います。下位のチームが勝ちに来るのではなく、引き分け狙いをしてくる。下位のチームに勝つことが難しかったです」

――お客さんの入りは…。

「お客さんは、目標としていたものは全然達成できなかったのは、凄く課題が残るなと思います」


スタジオでWEリーグ、ドイツでプレーしたころの話など、多くを語った安藤梢

――今度のワールドカップ、日本の初戦はドイツじゃないですか？　安藤さんの予想は？

「いやあ…。ファンとしては本当に勝ってほしい。ドイツでプレー経験のある選手が結構多いことは凄いプラスに働くと思います。みんながドイツ語もわかりますし。ドイツの選手、サッカーの特徴をわかっているのは、大きなプラスになります。2011年に私自身が対戦したとき実際にそうだったんですけど、一人ひとりの選手の癖、特徴、メンタル面など細かいところがわかるんです。だからいけるんじゃないかなと思います」 

――安藤さんがコンディショニングで気をつけていることは？　例えば食事など。

「食事は凄く気をつけています。今は夏でどんどん痩せてしまうので、体重を測って、食べる量が減らないように気をつけています。夏は特に量が減ってしまいます。でも、長くプレーしている自分の強さの一つに、凄く食べることがあるんです。凄く量を食べるんです。若い選手よりもたくさん食べるんですよ。昔はカツ丼2杯を普通に食べていました。なでしこの合宿に行って、澤穂希さんにいつも褒められるのは、サッカーのことではなく、食事をしっかり食べること。いっつも褒めてもらってました」

――最後にWEリーグの新シーズンへの抱負は？

「昨シーズンは優勝できなかったので、絶対優勝することです。面白い試合をして、私のプレーを見たいと思わせるようなプレーをして、観客数を増やしたいと思います」
 
　2011年の女子ワールドカップを制したチームや大会の雰囲気、ブンデスリーガと日本のリーグの違いなど、安藤梢の話をさらに詳しく聞きたい方、今回の放送を聞き逃した方は無料アプリ「radiko」でタイムフリー機能を使えば、放送1週間後まで聴取可能となる。

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リポビタン for Sports presents 「The Deep」
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