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2022-08-17

NOAHシングルリーグ戦N-1で熱戦連発! 中盤の天王山で拳王vs潮崎豪、中嶋勝彦vs杉浦貴、藤田和之vs鈴木秀樹!!【週刊プロレス】

8・13大阪の船木誠勝vs中嶋勝彦はここまで屈指のベストバウトとなった

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現在、NOAHのシングルリーグ戦「N-1 VICTORY」が開催中。開幕戦の8・11横浜大会から熱戦が繰り広げられている。

公式戦の消化数が異なるが、8・11横浜&8・13大阪&8・14広島と3大会終了時点での順位を整理すると以下のようになる。まずはAブロック。

【Aブロック】
1位 2戦2勝   4点 鈴木秀樹
1位 3戦2勝1敗 4点 拳王
1位 3戦2勝1敗 4点 潮崎豪
1位 3戦2勝1敗 4点 田中将斗
5位 2戦1勝1敗 2点 藤田和之
5位 3戦1勝2敗 2点 イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr
5位 3戦1勝2敗 2点 アンソニー・グリーン 
8位 3戦3敗   0点 望月成晃

8・17仙台前時点で鈴木のみが無敗。8・11横浜でDRAGONGATE・望月、8・13大阪でZERO1・田中に勝利を収めた。

GHCヘビー級王者の拳王は8・11横浜でワグナー、8・13大阪で望月に勝利し、開幕2連勝と好発進を見せたが、8・14広島で田中に敗北。

エースの潮崎は8・11横浜で藤田に敗れたが、8・13大阪でグリーン、8・14広島で望月に勝って白星先行。

ZERO1世界ヘビー級王者の田中は8・11大阪でグリーンに勝ち、8・13大阪で鈴木に敗れたが、8・14広島で拳王に勝利。

藤田は8・11横浜で激闘の末に潮崎に勝ったが、8・13大阪でワグナーのカサドーラで丸め込まれて、まさかの敗北。ワグナー、グリーンはともに3戦1勝2敗。DRAGONGATEの鉄人・望月は開幕から鈴木、拳王、潮崎に敗れ、泥沼の3連敗だ。

一方のBブロックは…。

【Bブロック】
1位 2戦2勝   4点 杉浦貴
1位 3戦2勝1敗 4点 船木誠勝
1位 3戦2勝1敗 4点 マサ北宮
1位 3戦2勝1敗 4点 小島聡
5位 2戦1勝1敗 2点 ジャック・モリス
5位 3戦1勝2敗 2点 清宮海斗
5位 3戦1勝2敗 2点 中嶋勝彦
8位 3戦3敗   0点 岡田欣也

8・17仙台前時点で杉浦のみが無敗。8・11横浜で小島、8・14広島で岡田に勝利し「今年、優勝を逃したら、来年は出ない」という悲壮な覚悟で自身を追い込み、勝ち星を積み重ねている。

GHCナショナル王者の船木は8・11横浜で岡田に勝って、8・13大阪で中嶋とのUWFを彷彿とさせる緊張感ある攻防を制して2連勝。そのダメージもあったのか、8・14広島では北宮のパワーとタフさに押し負けた。

北宮は8・11横浜で中嶋との健介オフィス兄弟弟子対決で敗れたものの、8・13大阪で清宮、8・14広島で船木に連勝。完全に上昇気流に乗って「今年のオレはキテるんだよ」と豪語している。

小島は8・11横浜で杉浦との同学年対決に敗れたが、8・13大阪で岡田、8・14広島でモリスと20代を連破して2連勝中だ。

スコットランド出身のモリスは8・11横浜で清宮に勝って、番狂わせを起こしたが、8・14広島で小島に敗北。開幕前まで“未知の外国人選手”だったが、端正なルックスと確かな実力で人気急浮上中だ。

7・16日本武道館で武藤敬司に勝った清宮は、N-1開幕からド派手なレインボーのコスチュームに変更。だが、8・11横浜でモリスに敗れると8・13大阪で北宮にも敗北。開幕2連敗と苦しい立ち上がりになったが、8・14広島では継承した“武藤殺法”を解禁して、中嶋から足4の字固めでギブアップ勝ち。

前人未到の「N-1 VICTORY」3連覇を目指す中嶋は8・11横浜で北宮に勝ったが、8・13大阪で船木、8・14広島で清宮に敗れて2連敗と失速…。

8・5後楽園で先を走っていた同期・稲村愛輝との出場者決定戦を制してエントリーした期待の岡田は、船木、小島、杉浦に3連敗。Bブロック突破は限りなく難しくなっているが、新鋭のさらなる奮起が待たれている。

すでに激しい星の奪い合いが展開されている中で迎える8・17仙台は中盤の天王山と言っていい。メインは拳王vs潮崎。2020年8月のGHCヘビー級&ナショナル2冠戦では60分フルタイムドローの熱戦を展開。今年2月のシングルでは拳王が勝利を収めている。

互いに2勝1敗とAブロック首位争いに直結する一戦。GHCヘビー級王者の拳王が連敗を回避して3勝目を挙げるのか。エースの潮崎が初戦黒星からの3連勝で波に乗るのか。

セミファイナルは中嶋vs杉浦。ここ数年のNOAHヘビー級最前線を担ってきたカード。2020年5月のGHCナショナル選手権、同年9月のN-1公式戦と現在は中嶋が2連勝中だ。

船木、清宮に連敗を喫している中嶋は杉浦戦を落とせば3敗となり、Bブロック突破が非常に難しくなる。ここまで無敗の杉浦をストップして、1位争いに踏みとどまりたいところである。

第5試合は藤田vs鈴木の元IGF対決。過去2度のシングルは藤田が連勝。約9年ぶり3度目の一騎打ちがNOAHのリングでおこなわれるという面白さもある。NOAHを主戦場にするようになってプロレスラーとして狂い咲いている“野獣”と、“稀代のテクニシャン”鈴木がいかなる試合を見せるのか興味深い。

さらに第3試合では互いに佐々木健介さんを師匠に持つ北宮vs小島が初めてシングルで激突。第2試合では経験豊富な望月が重量級ルチャ・ドールのワグナー相手に意地を見せられるか。第1試合では20代のモリスと岡田がフレッシュでエネルギッシュな闘いでN-1に新風を吹き込む。

注目の8・17仙台は午後6時30分試合開始。現在2週間無料トライアル実施中のプロレス動画配信サービス「レッスルユニバース」で生配信もあり。

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週刊プロレスNo.2198 (2022年8月31日号/8月17日発売) | 週刊プロレス powered by BASE

今週号の表紙は東京女子「東京プリンセスカップ」で悲願の初優勝を達成した坂崎ユカです。昨年同様、後楽園2連戦で幕を閉じたトーナメントは準優勝の渡辺未詩もMVP級の大活躍。決勝&準決勝を中心にリポートするほか、巻末言では甲田哲也代表に大会総括や今後の展望を聞いています。巻頭カラーはNOAHで開幕した「N-1 VICTORY」序盤3大会を全戦追跡。清宮海斗が継承後、初めて武藤殺法を解禁してリーグ戦初白星をあげた中嶋戦を中心に潮崎vs藤田、拳王vs田中、中嶋vs船木など注目リーグ戦を中心に詳報します。新日本の「G1 CLIMAX」はいよいよ佳境を迎え、ファイナルの日本武道館3連戦前の終盤4大会を全戦追跡。棚橋弘至がKENTAに敗れて優勝戦線から脱落した試合のほか、オカダvsローラー、オーカーンvsタイチなど注目リーグ戦を余すところなくリポート。スターダムの「5★STAR GP」はまだ序盤。こちらも3大会を全戦追跡。後楽園でおこなわれた注目のMIRAIvs鈴季すずのほか多くのリーグ戦を掲載。また全日本では「王道トーナメント」で宮原と永田がベスト4進出。KAORU、Gammaと長きに渡りリングで活躍した選手の引退興行リポートも。そのほかドラゲー後楽園&大阪、DDT後楽園、大日本・保土ヶ谷、FREEDOMS新木場、ガンプロ後楽園、PURE-J後楽園など掲載。【注意】発送後の返品・返金は原則不可とさせていただきます。送料は無料ですが、第三種郵便での発送となります。通常2~4日でのお届けとなります。また、事前に購入されても発売日にお届けすることは、お約束できません。ご了承ください。

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