プロ入りから6連勝を続ける日本スーパーフライ級5位、川浦龍生(25歳=川島)は20日、後楽園ホールでフィリピン同級4位、ジョイジョイ・フォルメンティラと8回戦を行い、持ち前の技巧を武器に終始、危なげなく戦い、サウスポー対決に大差3−0の判定勝ちを収めた。
上写真=川浦(右)はフォルメンティラを無難に捌いていった
最初に放った一打で左拳を痛めたという川浦は、カウンター狙いのフォルメンティラを慎重にアウトボクシング。返しの右フックもよく決まり、次々にポイントをピックアップしていく。5回、右ジャブの直撃を受けて一瞬、川浦は立ち止まる。以後、やや積極的に攻め始めたフォルメンティラにペースを握られかけるが、6回終盤、右フックで逆によろけさせて流れを引き戻した。その後も右フック、左ストレート、左アッパーでチャンスを作り、無難に勝利を手に入れた。
日本や地域タイトルも視野に入ってきた川浦には、経験を積む上でほどよい戦いにも見えたが、現役時代、アンタッチャブルとも呼ばれた元世界スーパーフライ級チャンピオン、川島郭志会長は手厳しい。「うまいだけではダメ。気持ちが前に出なきゃ。普段の練習からもっと緊張感がほしい」。頂上が見えてきたからこその叱咤。「サウスポーとの戦い方もダメでした。心を入れ替えて頑張りたい」と勝者は神妙だった。

大差判定勝利にも川嶋会長は「もっと気持ちを前に」と厳しい注文
文◎宮崎正博 写真◎小河原友信
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