グランドスラム大阪の1日目が丸善インテックアリーナ大阪で行われ、男子では60kg級の髙藤直寿(パーク24)と66kg級の阿部一二三(日本体育大4年)、女子では48kg級の渡名喜風南(パーク24)と57kg級の玉置桃(三井住友海上)が栄冠に輝いた。なお、優勝すれば東京五輪代表内定の可能性があった66kg級の丸山城志郎(ミキハウス)と52kg級の阿部詩は、ともに決勝で惜敗。今大会での朗報は得られなかった。
※写真上=初日から数多くの熱戦が繰り広げられた丸善インテックアリーナ大阪
写真◎近代柔道
優勝・髙藤直寿(日本)
2位・永山竜樹(日本)
3位・キム・ウォンジン(韓国)
〃 ・ヤン・ユンウェイ(台湾)
青木大/5位
古賀玄暉/2回戦敗退
「永山選手は強かった。対策されていて何もできなかった。自分は肩を持つけど持たせもらえなかった。今日は泥臭くても勝とうと、結果がすべてなので勝てたのは大きい。昨年は1回戦敗退で、プレッシャーはありました」
※写真上=60kg級表彰 左から2位・永山、優勝・髙藤、3位のキム・ウォンジンとヤン・ユンウェイ
写真◎近代柔道
優勝・阿部一二三(日本)
2位・丸山城志郎(日本)
3位・相田勇司(日本)
〃 ・西山祐貴(日本)
「すごくうれしい気持ちです。(丸山選手に)やられっぱなしでは絶対に終われないと思っていました。今日は何が何でも引かないと、指導を取られても技を掛けられても絶対に引かないんだという気持ちで戦いました。今日、自分の良さをたくさんの人に見てもらえたかなと思います」
※写真上=66kg級表彰 左から2位・丸山、優勝・阿部、3位・相田、西山
写真◎近代柔道
優勝・渡名喜風南(日本)
2位・J.フィゲロア(スペイン)
3位・角田 夏実(日本)
〃 ・古賀 若菜(日本)
近藤 亜美/5位
「優勝はできましたが、もっといい内容で試合をしたかった。組み手からの投げ技を練習してきたのですが、今日はできなかったので…。東京オリンピックのことは意識せず、今後も一つひとつ優勝できるように頑張りたい。安定して勝っていきたいと思っています」
※写真上=48kg級表彰 2位・フィゲロア、優勝・渡名喜、3位・角田、古賀
写真◎近代柔道
優勝・A.ブシャール(フランス)
2位・阿部詩(日本)
3位・志々目愛(日本)
〃 ・前田千島(日本)
内尾真子/1回戦敗退
「バクーの世界選手権以降、詩選手と対戦することができなかったので、今日試合ができて、そして優勝できてうれしいです。阿部選手はちょっと緊張していました。阿部選手は前回対戦したときと特に変わっていませんでしたが、今日は自分のアプローチをちょっと変えました」
※写真上=52kg級表彰 2位・阿部、優勝・ブシャール、3位・志々目、前田
写真◎近代柔道
優勝・玉置桃(日本)
2位・連珍羚(台湾)
3位・J.クレムケイト(カナダ)
〃 ・S.ドルジスレン(モンゴル)
舟久保遥香/5位
芳田司/5位
鶴岡来雪/3回戦敗退
「私はまだまだ追う立場で、楽な立場。これから勝ち続けていかないと、今日の優勝がまぐれだと思われてしまう。目の前の大会から勝っていかないといけませんが、楽しみです。今日は先に指導を取られても、技ありを取られても、最後まで冷静に戦えたと思います」
※写真上=57kg級表彰 2位・連珍羚、優勝・玉置、3位・ドルジスレン、クレムケイト
写真◎近代柔道