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2024-05-20

【マリーゴールド】ジュリア、5年ぶり激突Sareee戦へ最終トレ敢行。5・20旗揚げ戦は「私はマリーゴールドを背負ってる。絶対に勝たなきゃいけない」【週刊プロレス】

決戦前夜、ジュリアは最終トレーニングをおこなった

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マリーゴールド旗揚げ戦まで24時間を切った5月19日深夜、最終トレーニングを終えたジュリアを直撃。5年ぶりに激突するSareeeとのタッグ対決(ジュリア&林下詩美vsSareee&ボジラ)に向け、偽らざる思いを当サイトに明かした。
ジュリアとSareeeの一騎打ちは2019年6・18新木場で実現。12分12秒、Sareeeがジャーマンで勝利した
ジュリア「Sareeeとの闘いって、私にとっては念願なんです。昨日の週プロの記事を読んだら彼女は『5年前とは私もジュリアも全然違う。初対決みたいなものだと思ってる』と言っていて。確かにその通りかもしれない。だけど、5年前のSareee戦は私にとって、すごく刺激的で、キャリア1年そこらの私にとって必要な出会いだったと思うんですよ。こういう闘いを見せる先輩がいるんだなって分かったし。間違いなく大きな財産になったから」

2人の初シングルがおこなわれたのは2019年6月18日、田中稔自主興行(新木場1st RING)。数百人の観客の前で、若き日のSareeeとジュリアは大会屈指の熱量を放つ闘いを展開。結果はSareeeの勝利。デビュー1年半のジュリアを真っ向から叩き潰す一戦となった。

 その年の秋だった。ジュリアはかつて所属したアイスリボンを電撃退団し、スターダム入団を果たした。そのスキャンダラスな移籍は当時、あらゆる意味で話題となり、ジュリアの心を大きく疲弊させた。だが、そんな激動のさなかでさえ、「Sareeeと闘う機会はもうないんだろうな」「でもまたいつか闘いたい」、その名前が頭をよぎるぐらいジュリアに大きな影響を与えていた。

 あれから5年。ジュリアはスターダムで様々な激闘を積み重ね、世界が認めるスーパースターになった。Sareeeは世界最大の団体WWEに移籍し、栄光や苦悩、様々な経験を積み、再び日本に帰ってきた。
 
 今年4月15日に発表されたロッシー小川新団体マリーゴールド旗揚げ。そのメインイベントという大舞台でジュリアとSareee、5年ぶりとなるタッグ対決(ジュリア&林下詩美vsSareee&ボジラ)が決定。旗揚げ会見での電撃発表から1カ月、ついに今日5月20日、2人は後楽園で激突。運命の大一番。トレーニングを終えたジュリアは「楽しみでしかない」と闘志をみなぎらせた。
4月15日に正式発表されたジュリア&詩美vsSareee&ボジラ
ジュリア「やっとまた闘える。今のところ、私の中にドロドロした感情や因縁とか、そういうものはないんだと思う。ただ純粋に、ずっともう一度闘いたいって思ってた相手がSareeeだから。いろんな関係を断ち切って、スターダムに移籍した時、もうやることはかもしれない、それでもまた闘いたいって思い続けた相手だし、いつか彼女と闘うってことが私のモチベーションのひとつになってた。オーバーに聞こえるかもしれないけど、そんな気持ちもあったから今の自分があると思ってる」

Sareeeは言う、「向こうもいろんな経験を積んできたかもしれないけど、私もいろんな修羅場をくぐって、苦しいこととかたくさん経験してきた。それを乗り越えてきた。その全部をこの闘いにぶつけます。私の言葉にジュリアがムカつくと思うなら、お前のプロレスを私にぶつけてみろよって思うし、お互いがそういう気持ちでいけば“最高の闘い”が見せられるんじゃないですかね」と。

ジュリア「たぶんね、Sareeeってスゲー気が強くて真っ直ぐな人なんだと思う。そういう人だから私は闘いたいし、すごい闘いが見せられるって確信してる。マリーゴールド旗揚げ戦でSareeeと闘うことを(水面下で)聞いたあの日あの瞬間から、今まで以上に私は毎日ずっと意識してきたし、ふとした瞬間にSareeeの顔が頭の中に死ぬほどいっぱい浮かんで来るくらい(笑)。向こうはマリーゴールド旗揚げ戦にノコノコ出て行って負けたら屈辱でしかない、絶対勝つって言ってたけど、それはコッチの台詞。私個人としても負けられないし、明日旗揚げを迎えるマリーゴールドの運命を背負ってるから。(タッグを組む)詩美と自分がマリーゴールド2トップと言われる以上、負けたらほかの選手、スタッフ、ファン、みんなに対して申し訳が立たない。明日は絶対に勝たなきゃいけないんですよ」

昨春、日本に戻ってきたSareeeは「プロレスラーは強くなきゃいけない」「闘いを見せたい」と繰り返してきた。女子プロ界の大半がこの言葉をスルーするなか、「彼女は闘いを求めてるんでしょ? だったらここ(ジュリア)にありますよ」「本当に闘いを求めているのなら、そこは私も同じだから。いつでも相手になります」「ジュリアは逃げも隠れもしない」……ストレートな言葉で応戦。以来、2人はそれぞれとの闘いを望んだ。水面下の交渉も何もない白紙状態からのスタートだったから、2人の思いとは裏腹に実現は遠かった。だが、Sareeeの投げかけから1年、ついにマリーゴールド旗揚げ戦でジュリアとSareeeの5年ぶり激突がおこなわれる。

ジュリア「あれもプロレス、これもプロレスっていう言葉がある。確かにコミカルな試合もファニーな闘いもすべてがプロレス。それを否定するつもりもないし、面白ければなんでも良いと思ってる。一生懸命、全力で、必死に、人生懸けてやってるかどうかだよね。ただ、コミカルやファニーは私のプロレスじゃないし、Sareeeのプロレスでもないと思う。2人のプロレスラーが全力で、必死に、全身全霊で闘って、それを見たお客さんが『今日はいいもの見たな』『すごい試合だった』『感動した』って、何かを本気で感じてくれればなって。私は必死に真剣に生きる事しかできないから」

5年ぶりに激突するジュリアとSareeeはどんな闘いを見せてくれるのか。いかなる結末を迎え、両者にネクストは生まれるのか。それを目撃したファンはどんな反応を示すのか。

ついに迎えるマリーゴールド旗揚げ戦。ジュリアとSareeeが織りなす闘いのドラマは本日5月20日、ついに運命のゴングを聞く。
マリーゴールド旗揚げ戦5・20後楽園のポスター
マリーゴールド旗揚げ戦
「Marigold Fields Forever」
★5月20日(月)東京・後楽園ホール(18:30)
▼マリーゴールド最強タッグ伝説◎ジュリア&林下詩美vsSareee&ボジラ
▼アクトレス・ニュータイム◎翔月なつみ&松井珠紗vs天麗皇希&後藤智香
▼World beauty showdown~世界美女決戦~◎桜井麻衣&ゼイダ・スティールvs野崎渚&マイラ・グレース
▼The Power Contest◎MIRAIvsCHIAKI
▼A対Iイデオロギー対決◎青野未来vs石川奈青
▼starting over~パッション注入2024◎高橋奈七永vsビクトリア弓月
※大会はレッスルユニバースでも放送
https://www.wrestle-universe.com/ja/lives/wzTsbvrPsfRe8vHzLQUDpS

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週刊プロレスNo.2301 (2024年5月29日号/5月15日発売) | 週刊プロレス powered by BASE

今週号の表紙は「ALL TOGETHER」日本武道館大会のメインで勝利した清宮海斗を中心とした出場選手の集合写真です。日本プロレスリング連盟発足記念&能登半島復興支援チャリティーとしておこなわれた大会は、6団体が集結してふだんは見られないカードが実現。巻頭から詳報します。全日本は春の祭典「チャンピオン・カーニバル」優勝戦を男子プロレス初進出となる横浜BUNTAIで開催。宮原健斗が“ゼンニチ超新時代”の一人、斉藤ジュンを破り5年ぶり2度目の優勝。そのほか世界ジュニア戦など注目カードをリポート。新日本は「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」が開幕。優勝候補の高橋ヒロムとエルデスペラードが揃って黒星発進となる波乱の幕開け。そのほか公式リーグ戦を詳報。新日本関連では巻末言で木谷高明オーナーに新日本がスターダムを子会社化する理由を直撃。いよいよ旗揚げ目前となったマリーゴールド。今週は選手が士気を高めるためにおこなった合宿リポート、元アクトレス勢紹介など始動直前のマリーゴールドに迫ります。また木村花さんメモリアル大会に参戦するジュリアにその思いも聞いています。企画ものとしてはNOAHで結成された清宮海斗&拳王中心の新ユニットクローズアップも。そのほかスターダム後楽園、DDT横浜、ドラゲー後楽園、東女後楽園など掲載。

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