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2025-08-21

アフターG1の新日本プロレス…来年1・4東京ドーム、棚橋弘至引退試合の対戦相手は? 注目されるAEW首脳との会談【週刊プロレス】

新日本8・3福岡大会で辻陽太に勝利を収めてエアギターを奏でた棚橋弘至

「G1クライマックス35」はKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)の優勝で幕を閉じた。新日本プロレスを含めDDT、AEWと3団体に所属しているものの、他団体所属の日本人レスラーが“夏の本場所”を制したのは初となる。と同時に新日本は、来年1・4東京ドーム「WRESTLE KINGDOM 20」に向けて走り始めた。

年末に向けて話題となりそうなのが、棚橋弘至引退試合と東京五輪柔道金メダリストでプロレス転向を果たしたウルフ アロンのデビュー戦の対戦相手。それぞれの今後の動きを探ってみる。(文中敬称略)


「G1クライマックス35」を4勝5敗で終えた棚橋弘至。通算101勝の記録を残し、最後の夏は終わった。9月シリーズでは引退ロードの特別試合も予定され、いよいよカウントダウンも加速する印象だ。

年末が近づくにつれ注目されるのが引退試合の対戦カード。ABCラジオのPodcast番組「ますだおかだ増田の関西プロレス事件簿」に出演した際、棚橋自身は「来年の1・4東京ドームでIWGP世界ヘビー空王座に挑戦。で、負けたら引退、勝ったら現役続行にしようかな」と冗談ぽく語った一方、「まだイメージはできてないですけど、ファンの方が“あの頃は一番熱かったよね”と思うような。それがオカダ・カズチカになるのか中邑真輔になるのか、その前の時代の選手になるのか、内藤哲也になるのかわからないけど、因縁のある選手とやりたいかな」と語っている。

ちなみにファン時代を含めて棚橋が見た数多くの引退試合で印象に残っているのは、「後楽園ホールで、サラッとした感じだった小林邦昭さん」(2000年4月21日)だという。

とはいえ同番組が収録されたのは5月下旬。それから3カ月が過ぎ、どのような変化があるか。アリーナ最前列席の料金設定は、プロレスにおいて過去最高額となる100万円。2列目が35万円、3列目が20万円となっている。完売すればこれだけでも約1億3000万円の売り上げとなる。となれば、海外から大物を招へいしてのドリームマッチも十分に考えられる。

「G1クライマックス」終了後、AEWとの合同興行「Forbidden Door」(8月24日=現地時間/イギリス・ロンドン・O2アリーナ)参戦のため渡米した棚橋。現地でAEW首脳と引退試合に関して会談が持たれることは想像に難くない。

ここで気になるのはAEWとWWEの関係。特にAEWがWWEをライバル視しているだけに、仮に中邑真輔をワンマッチ参戦させるにしても大きな障害となる。それを解消するウルトラCは存在するのか……。帰国後の“みやげ話”が注目される。

橋爪哲也

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