今年も大接戦を期待したいが、8月23日のゴールデングランプリ(GGP)をケガで回避した泉谷が、どこまで回復しているか。今季から1台目までのアプローチを7歩に縮めたが、7月の東京選手権ではまだ結果につなげられなかった。
高山も7月上旬に左肩を痛め、練習が十分にできていない。福井のレース後には「今年はケガを治して冬期練習に入っていきます。来季に向けてしっかりレースを積んでいきたい」とコメント。2連覇への意欲は見せなかったが、9月の全日本実業団対抗選手権では「スタートがうまくいかなかったが、悪かったなりにタイムは良かった」と13秒51(+0.1)で優勝。同時に「日本選手権は、金井君がしっかり仕上げてくるので、しっかり付いていって自己ベストが出せれば」と、前向きなコメントも少し出てきた。結果的に日本選手権に良い状態で臨めるかもしれない。
13秒6台が目標だった福井では、既述のように13秒34と自身の予想を大きく上回った。日本選手権で13秒2台を出しても不思議ではない。なんといっても昨年のドーハ世界選手権では、予選で13秒32の海外日本人最高をマーク。全体でも5番目のタイムで予選突破を果たし、途中ハードルを引っ掛けてしまったが、準決勝では日本記録のときより速いタイムで前半を走っていた。
金井は「高山さんにしっかり勝つことで世界が見えてくる」と、今季のレースに意味を見いだしている。全日本実業団対抗選手権は予選で13秒38と全体1位の記録をマークしたが、決勝は日本選手権を見越して棄権。2年ぶりの優勝、日本記録奪還へ向け、万全の状態で臨むつもりだ。
11月30日までは東京五輪参加標準記録(13秒32)の適用期間外だが、同標準記録に近いタイムで今年の日本選手権に勝った選手は、世界大会の決勝進出をも視野に入れる資質を備えている、と見ることができるだろう。
文/寺田辰朗、編集部
※この記事は「陸上競技マガジン10月号」に掲載された内容に加筆、訂正を加えたものです。
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