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2020-10-12

【連載1 ミント店長軍団ガチ診断2020!】BBMカード12球団チームパックを斬る! ーパッケージ部門ー

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3月のヤクルト、オリックスから7月の中日まで、次々に発売された2020年版のBBMチームパック。全国の「スポーツカードミント」の店長たちが、プロの視点でテーマごとに採点してくれる好評連載です。


ランキング形式で発表!

 今年も12球団すべてのチームパックが発売され、カードファンの皆さんもコレクションを楽しんでいただけていることと思います。制作スタッフの「ベストカード」「お気に入りのカード」をこのサイトで連載してきましたが、お待たせいたしました! 続いては、ミント店長によるガチ診断です!

 今年でBBMカードは30周年を迎えましたが、その歴史を彩ってきた過去のカードの数々を目にしてきた店長さんたちは、今年のチームパックをどう評価しているのでしょうか。
 お忙しい中、アンケートにご協力していただきました。ご協力ありがとうございました!
☆アンケートに回答してくれた皆様☆
札幌店・岩本店長、仙台店・阿部店長、千葉店・藤池店長、浦和店・安野店長、池袋店・酒井店長、MINT LAB TOKYO・田村店長、新宿店・足立店長、渋谷店・中川店長、吉祥寺店・石渡店長、立川店・高橋店長、横浜店・五十嵐店長、梅田店・川口店長、三宮店・佐藤店長、広島店・柴田店長、福岡店・林田店長

「パッケージ部門」「レギュラー部門」「サブセット部門」「インサート部門」「スペシャルインサート部門」「No.1カード」「No.1チームパック」の7つの部門で“ガチ診断”をお願いしました。
☆アンケート方法☆
「パッケージ部門」「レギュラー部門」「サブセット部門」「インサート部門」「スペシャルインサート部門」について、それぞれ1位から3位を選出
1位=5ポイント、2位=3ポイント、3位=1ポイントを付与
(複数回答あり。未回答の場合は0ポイント)。
部門ごとに上位を中心に紹介。

最後に「No.1カード」「No.1チームパック」を選定してもらった。

 まずは、アイテムの顔とも言える「パッケージ部門」から結果発表です。いざ、スタート!


パッケージ部門3位

25ポイント(1位2名、2位5名)
読売ジャイアンツ! (編集者コラムはこちら)



25ポイントを獲得して3位に入った巨人は、「ジャイアンツカラーのオレンジではなく、白ベースのパッケージ」(横浜店・五十嵐店長)が印象的だった。「真っ白なバックなのに巨人と認識できる。文字がチームカラーで彩られ、秀逸な仕上がり」と広島店・柴田店長が語ってくれたように、アップ目に監督と選手の写真を使用しつつ、それらの真ん中に大きくオレンジ色で配されたキャッチコピーに胸を打たれたとの声が多数寄せられた。
 
「すべてのファンに 勇気よ、届け。」
「5月下旬、コロナ感染拡大による緊急事態宣言が解除され、不安いっぱいながら営業再開して店に届いたこのボックス、メッセージに感激! レジ後ろの棚に、たくさん並べてみました」と発売当時を振り返ってくれたのが、1位に推した池袋店の酒井店長。「今、非常に染みる言葉でグッときます」(千葉店・藤池店長)、「コロナ禍ならではのメッセージ」(MINT LAB TOKYO・田村店長)など、各店長の気持ちは同じだ。そんな中でも立川店・高橋店長は、「ボックスデザインだけを比べた場合であれば他球団のものの方が優れていたかもしれませんが、キャッチコピーとして入れられた目頭が熱くなるような一文にやられました」と1位票を入れ、最大級の賛辞を贈ってくれた。

店長たちに、勇気は届いたようだ。


パッケージ部門2位

29ポイント(1位3名、2位4名、3位2名)
中日ドラゴンズ!



「今年のチームパックでは一番いい」とイチ押ししてくれた札幌店の岩本店長を筆頭に3店舗から1位票を獲得した中日が2位に。「嵐のような背景がカッコよく、ハイライトを抑えた雰囲気もマッチしている」(新宿店。足立店長)と、白ベースでシンプルな巨人とは対照的に作り込まれた背景デザインが好評だった。

直筆サインカードと若手サブセット[Before Dawn]のデザインエッセンスが融合された世界観をバックに、ブルードラゴンが火を噴きながら翔けめぐる様子は、吉祥寺店の石渡店長が「激しさを感じる青色、赤色の光と、ルーキーたちの明るい未来を示すようなまぶしい空が特徴的」と的確に表現。「炎を口からは吐き出している竜と、夜明けを告げる朝日が昇る瞬間をデザインしたパッケージは、ひと目見た瞬間にビビビッとくるカッコよさであふれていました」と立川店・高橋店長も興奮を隠し切れない。

さらに、「まさに“CROSS DRAGONS”な、今年のBBM中日を象徴するパッケージ。壮大な神話世界のような背景」と神田店からMINT LAB TOKYOに移った田村店長が呼応する。池袋店・酒井店長も同じような印象を受けており、「神話世界のような美しさと壮大さ」と、その幻想的なデザインに魅了されていた。

ボックス上部には、『強竜軍団の巻き返しが始まる』というキャッチコピーも配され、「夜明けのデザインが綺麗。“巻き返し”の言葉とも合っている」(三宮店・佐藤店長)という指摘もあった。


パッケージ部門1位

34ポイント(1位5名、2位2名、3位3名)
阪神タイガース!


©︎阪神タイガース

1位に輝いたのは、昨年の同部門2位から雪辱を果たした阪神だ。「他のチームは特に印象に残らなかった」という仙台店・阿部店長の“一本釣り”が象徴するように、1位票は最多の5人を集め、文句なしの戴冠となった。

印象的だったのは、鮮やかなイエロー。「阪神のチームカラーをにおわせる背景のデザインがいい」と、都経験豊富な横浜店・五十嵐店長の目を引くファーストインパクトだ。

そして、こちらも巨人と同様で、ボックス中央にある「猛虎復活」という「シンプルだけど分かりやすい」(浦和店・安野店長)、キャッチコピーが高評価を集めた。

「タイガースカラーの黄色が映える、クールかつゴージャスなデザイン。『猛虎復活』の文字もまるで大河ドラマのオープニングのようなインパクトがあり、目を引きました」と千葉店・藤池店長は絶賛。MINT LAB TOKYOの田村店長も「中央の大きな『猛虎復活』のコピーがファン心理をくすぐります。全体のデザイン、フォントもシックかつ重厚でカッコいい。PCやスマホの画面では分からないであろうサイズで『のシーズンに!』と加えているのもまた良いですね」とべた褒めだった。

他にも「『猛虎復活』の文字インパクト。背景の甲子園球場の照明塔のカクテル光線にタイガースのロゴが際立ち、プロ野球シーズンがついに開幕してワクワクした時期に期待感を高めてくれるメッセージでした」(池袋店・酒井店長)、「チームカラー&『猛虎復活』の文字が印象に」(渋谷店・中川店長)、「『猛虎復活』の文字が力強く、全体を引き締めている感じでGOOD」(福岡店・林田店長)という声が続出し、熱いメッセージに魅力を感じた店長が多かったようだ。

2020年チームパックのパッケージのトレンドは、ファンの心に訴えかけるキャッチコピーの効果的な使い方にあったと言えるかもしれない。

(つづく)

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