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2021-09-16

52歳の船木誠勝がNOAH N-1へ悲壮な覚悟「最後のリーグ戦になるかも…。だから悔いを残さない闘いを」【週刊プロレス】



――初対戦の相手だと、相手の技の威力はどんなものか受けてみようっていう気になったりしませんか?

船木 やってみないとわからないですからね。相手の得意技を受けた時に、自分がどういう気持ちになるのか。びっくりするのか、それともこのぐらいなのかと思うのか。そういう興味はちょっとありますね。

――ただ今回はシングルのリーグ戦だけに、いろいろと余計なことを考えずに闘えそうですね。

船木 同じユニットだとしても武藤さんであれ、丸藤選手であれ、シングルとなると普通の相手ですから。その点、自分は武藤さんともやりたいし、丸藤選手ともやりたいし。武藤さんとはヒザの手術から復帰して後楽園でやってるんですよ(NOAH5・31後楽園、武藤&田中将斗vs丸藤&船木=三沢光晴メモリアルマッチ)。その続きもやりたいですし、丸藤選手とも自分の33周年記念大会(闘宝伝承'18年9・30大阪)で11分時間切れだったのでその続きをやりたいっていうのもあります。まだまだNOAHでやってないこともいっぱいあって。小川選手とは1回も触れてないですから、シングルで。たぶんデビューも同じぐらいですよ(小川は85年9月3日デビュー)。

――小川選手とはタイプが違うだけに、どういう試合になるか想像つかないですね。闘うたびに違った展開が見られそうですし。ほかに希望はありますか?

船木 できれば、できればですけど、中嶋選手とシングルやりたいです。今年に入って拳王選手とやって、その流れで中嶋選手とやって(8・6後楽園)ものすごい手ごたえ感じたんで。すごく興味が出てきました。強いんだなぁ、地力あるんだなぁっていうのはわかりましたから。次、シングルやってみたいという気持ちでリーグ戦、進んでいきたいなと思います。

――中嶋選手は昨年の優勝者ですし、ブロックを勝ち上がればシングルで闘う機会も出てきます。

船木 カシンとも再戦っていうのがありますね。来年にはこのメンバーはないと思いますし、武藤さんも自分もさすがに勢いがちょっと落ちると思いますんで。今回はメンバーもですけど、新生NOAHで初めての面白いリーグ戦になると思います。今が旬のリーグ戦ですね。

――優勝すれば10・10大阪で丸藤選手のGHCヘビー王座に挑戦です。

船木 でも、すごく遠いですね。絶対とかそういう気持ちでは臨んでないですけど、出るからには優勝を目指すのが当たり前なんで、それは目指してます。もしかしたら最後のリーグ戦になるかもしれないんで、悔いを残さないようにしっかり闘っていきたいなと思います。GHCってものすごく遠いなあって気がしますけど、生きてればいつかチャンスは来るものなんで、その意味では長生きした方が勝ちですね。自分はそう思ってます。
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