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2023-06-18

【陸上】南関東大会・男子八種競技で市船橋高の宮下輝一が高1歴代最高記録で制覇

八種競技で高1歴代最高をマークした宮下。南関東を制し、全国でも優勝を狙う(写真/黒崎雅久)

6月16日から4日間の日程で開催されている、南関東高校総体。16、17日にかけて行われた、男子八種競技は、宮下輝一(市船橋高1年・千葉)が高1歴代最高記録となる5682点をマークし、優勝を果たした。

全国では史上2人目の1年生Vを

小学生のころから走幅跳やジャベリックボールに取り組み、昨年は全日中の男子四種競技で3位、U16大会ジャベリックスロー4位の宮下が、千葉県大会でマークした高1歴代4位の5488点の自己記録を更新。「2種目めの走幅跳が終わった後に、いけると思った」と、高1歴代記録の5528点を154点更新して南関東を制した。

八種競技を始めてから、苦戦しているという110mHのほか、得意とする走幅跳、400m、1500mと8種目中4種目で自己記録をマーク。「怖かったけど、楽しかった」と笑顔を見せた。
投てき種目は、自己ベストには届かなかったものの、やり投で55m80、砲丸投は11m23と共にセカンドベスト。後藤彰英先生からのアドバイスを受け、試技を重ねるごとに記録を伸ばした。

6月17日までの時点で全国リスト2位につける宮下。全国では、5700点台をマークすることが目標だ。得意とするやり投、走幅跳でも記録の更新は可能と話すほか、「特にこれから伸ばしたいのは110mH。山中先輩(恭介、市船橋高3年)から毎日刺激を受けているので、伸びる気しかしません」と伸びしろも十分だ。

史上初のインターハイ1年生優勝を飾り、2連覇を果たしていた高橋諒(桐朋高3年・東京)はケガのため、南関東大会を欠場。「今年、全国でも優勝して、高橋さんが達成できなかったインターハイ3連覇は僕が成し遂げたい」と意欲を見せている。

八種競技と共に千葉県大会を制したやり投は、18日15時30分から競技開始。自己記録を更新し、2種目でのインターハイ出場を狙う。

文/常盤真葵 写真/黒崎雅久

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