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2024-08-17

【競泳インターハイ初日】女子200m個人メドレーは高山紫妃が優勝。パリ五輪代表の成田実生は2位

1年生で女子200m個人メドレーを制した高山(写真◎伊沢雄一郎/スイミング・マガジン)

高校生スイマーの頂点を争うインターハイ[競泳]が8月17日、佐賀県SAGAサンライズパークSAGAアクアで開幕。初日は男女の個人各3種目で決勝が行われた。女子200m個人メドレーでは高山紫妃(武南1年)がパリ五輪400m個人メドレー代表の成田実生(淑徳巣鴨3年)に勝利し1年生優勝を果たした。

 パリ五輪400m個人メドレーで6位に入賞し、次世代の日本代表のエース候補としても期待される成田実生に注目が集まった女子200m個人メドレー。しかし、最初のバタフライから1年生の高山紫妃(武南)が飛び出すと、得意の背泳ぎでリードを広げる。平泳ぎ、自由形では成田の猛追を振り切り優勝をもぎ取った。
「これまでは平泳ぎで成田さんに抜かされていたので、バタフライ、背泳ぎで攻めようと思っていました。最近、苦手だった平泳ぎの調子も上がってきて、タイムを落とさずにいけたところが良かったと思います」と、高山は理想通りのレースを展開。2分12秒14は大幅に自己ベストを更新し「まさかここまでのタイムが出るとは思っていなかったので、自分でもビックリです」と笑顔を見せた。
 一方の成田は「200m個人メドレーに必要なスピードなど、不安な気持ちが大きくて、それがそのままそのレースに出てしまったかなと思います」と悔し涙。得意の400m個人メドレーで挽回なるか。
 この日は男女合わせて個人6種目が行われたが、高山を含め3種目で武南の選手が優勝。女子200m平泳ぎでは河原彩華(2年)が「狙っていたタイムには届きませんでしたが、しっかり練習できている手応えがあったので自信がありました」と昨年のインターハイ以来の自己ベストで優勝。男子400m自由形を制した内村弥路(2年)は「1500m自由形と合わせて2冠を獲りに来た。この優勝に気を緩めることなく、1500m自由形でも優勝したい」と力を込めた。
 その他、女子は400m自由形で竹澤瑠珂(武蔵野3年)が2連覇。武蔵野は400mフリーリレーも制した。男子は総合優勝を狙う豊川が200m平泳ぎは原田拓弥(2年)、200m個人メドレーでは小島夢貴(1年)、さらには400mフリーリレーと、初日から3種目を制している。

★本日の優勝者(1日目/8月17日)
【男子】
▼400m自由形
内村 弥路(武南2年)3分54秒03
▼200m個人メドレー
小島 夢貴(豊川1年)2分01秒04
▼200m平泳ぎ
原田 拓弥(豊川2年)2分12秒66
▼400mフリーリレー
豊川 3分21秒70☆大会新
沼田頼人、小島夢貴、松山育、山田太陽
【女子】
▼400m自由形
竹澤 瑠珂(武蔵野3年)4分10秒85
▼200m個人メドレー
高山 紫妃(武南1年)2分12秒14
▼200m平泳ぎ
河原 彩華(武南2年)2分26秒30
▼400mフリーリレー
武蔵野 3分47秒09
小池凜帆、菅野凜香、福岡由唯、竹澤瑠珂

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