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2021-05-29

【プロレス】杉浦貴が語る“三沢光晴メモリアル”での桜庭和志戦「信念があれば自由にやっていい。昔からそこは変わらない」

週刊プロレス編集部

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GHCナショナル王者の杉浦貴

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――５・30大田区でのＧＨＣナショナル選手権開催が発表された後で同大会が中止。あらためて５・31後楽園での開催が発表されました。

杉浦「５・15後楽園を有観客でやるって聞いた時点で近い日程でどこかでやるだろうなって。ちょうどオレの51歳の誕生日なんです」

――奇遇ですね。

杉浦「自分のバースデーを祝えます」

――さて、今回の挑戦者・桜庭和志選手です。５・15後楽園で肌を合わせてみてどうでしたか？

杉浦「張り手をガードされたんです。プロレスラーにはない受け方ですよ。感覚が総合格闘家。プロレスもやってきましたけど、あの人の育ってきた感覚が違うんでしょうね。張り手をガードされたら、こっちも上がってこないよ。ガーン！ってやって、ガーンって返ってくるからアドレナリンが高まるわけであって」

――桜庭選手とは2016年６月の鈴木軍興行、昨年10月のグラップリングイベント「クインテット」で対戦していますが、プロレスのリングでがっちりやり合ったのは５・15後楽園の前哨戦が実質初めてです。グラウンドの攻防はどうでしたか？

杉浦「サクは下からでも動いてくるからね。あえて引き込むというか」

――引き込まれてしまう？

杉浦「いや、それを嫌がって、オレがスタンドの闘いを選んだら、それこそ総合格闘技みたいになっちゃう」

――前哨戦ではグラウンドに引き込まれて関節を決められました。

杉浦「そこについてはいろいろ考えてるよ。プロレスのルールを利用すればいいかなとか」

――桜庭選手がＮＯＡＨのリングで敗れる際は、だいたい上から押さえ込まれて３カウントを奪われます。

杉浦「キャンバスに肩がついてても下から攻めようとするくせがあるよね。そこを利用した方がいいかなっていうのもあるし」

――前哨戦を見ると関節技勝負では分が悪いと感じました。どの段階からやられたと思うのでしょうか？

杉浦「決めに行く過程で『あっ、もう逃げられなくなってる』ってなるんだよね。逃げて、逃げて、逃げた先に罠があるみたいな感じかな。いろんなところに逃げ場を作りながら攻めてくるんだよ。でも、その逃げ場には必ずトラップが仕掛けてある。こう逃げたら、こう取りにいく。次そこからこう逃げたら、こう取りにいく…ってあの人の中には全部あるんでしょうね。こっちは対処してるうちに逃げ場がなくなっていく」

――それは怖いですね。やはり闘ってみるとまったく違いましたか？

杉浦「今までは組んでたからわからなかったけど、相手はやりにくかったんだろうなって」

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