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2021-05-29

【プロレス】杉浦貴が語る“三沢光晴メモリアル”での桜庭和志戦「信念があれば自由にやっていい。昔からそこは変わらない」

GHCナショナル王者の杉浦貴

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――前に杉浦さんは「あの人は中央大学出身でジャンボ鶴田さんの後輩だから『試合でオーッ!をやりたい』と言い始めたけど、やっても?ってなると思うので、やめてくださいって言いました」と話してましたね。

杉浦「オレとやる時は出していいよ(笑)。そんなことやってたら、後ろから組みついてぶん投げてやります。前哨戦ではそういう隙がなかったからやりづらいなって感じたから。試合始まって向かい合って、オレがセカンドロープに上がって『オーッ!』ってやろうかな(笑)。あの人、負けず嫌いだから絶対にやろうとするから、そこをオレがつかまえて…」

――真っ向勝負とは違う部分の心理的な闘いですね(笑)。どこまで相手を乗せて引き込むのか。どこまで相手の世界に張り込むのか。そういう部分を楽しめるのも面白いです。

杉浦「もう20年やってるとそういう刺激も楽しめるようになったというか。型にはまらないで、これもアリかなって思えるので。勝負論もそうだし、試合内容もどうなっちゃうの?っていうのもあるし。今までにないタイトルマッチになりそうかな」

――今回のGHCナショナル政権ではGHCヘビー級王者としてできなかったような試合も見せることができそうです。今回の桜庭戦はもはや人間性のぶつかり合いというか。

杉浦「体力的に疲れないけど、変な疲れ方しそうだよね(笑)」

――これは聞きたかったのですが、サイバーフェス6・6さいたまで丸藤選手が武藤敬司選手のGHCヘビー級王座に挑戦します。杉浦さんはこの一戦をどう見ていますか?

杉浦「あの人(丸藤)だいぶ離れてるでしょ。あの人がまだまだ前面に出ないとダメ。オレは応援するよ」

――NOAHをずっと守り続けてきた者同士ですからね。

杉浦「そういうのってウチの団体だけだよね。今、ほかの団体ってあんまり歴史を追いかけないじゃん。歴史があって、思い入れがあって応援するファンも多いしね」

――現在のNOAHは全日本系の歴史だけでなく、武藤選手を筆頭に新日本系の歴史も入っています。

杉浦「確かにそうだ(笑)。藤田もそうだし。逆に言えば、何でも飲み込めるというか」

――拳王選手などインディーと呼ばれる団体から来た選手たちもいます。

杉浦「そういう選手たちもNOAHの一員として育って、今はトップレスラーになってるしね。昔、三沢さんが言ってたように“信念”があれば“自由”にやっていいんだよ。昔からそこは変わらない。一時は選手が少なくなって“信念”があっても、なかなか“自由”にできない時があった。でも、今のNOAHも(選手が)そろってきて“自由と信念”があるからね」

――最後にサイバーフェス6・6さいたまに向け、DDTの男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシーン組が杉浦&桜庭組との対戦を…。

杉浦「それについては絶対乗らないよ。こっちはサクとのタイトルマッチがあるからね。本音を言えば、それどころじゃない。NOAHとしてその大会を盛り上げたいけど。それについて聞いたらブチキレるよ」
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