相撲編集部
相撲編集部
2019-08-27
私の“奇跡の一枚” 連載30 FCの先駆け『相撲友の会』
私は、大阪は岸和田出身で、幼いころから(昭和40年代)相撲に大きな関心を抱いていたが、協会に何のつてもない一般ファンだった。そんなとき、頼りにして入会したのが、当時意欲的に組織づくりをしていた「大衆...
2019-08-23
【連載 名力士たちの『開眼』】 関脇・巨砲丈士編 艱難汝を玉にす。そして継続は力なり――[その1]
――おっ、アイツじゃないか。 巨砲は(初土俵のときの四股名は大真。昭和53年春に巨砲に改名。ここでは便宜上、巨砲に統一する)は一瞬、驚いてその場を一歩飛び下がった。額から汗がポタポタとしたたり落ち、...
2019-08-20
私の“奇跡の一枚” 連載29 「品格力量抜群」の番付書者
私は、栃若から柏鵬時代にかけて、番付の書き手として皆さんに親しんでいただいた行司、式守勘太夫(のち年寄鏡山)の長男・正規(まさき)の妻でございます。このほど家を建て直すにあたりまして、義父が家に几帳...
2019-08-16
【連載 名力士たちの『開眼』】 関脇・益荒雄広生編 パッと咲いてパッと散った…“白い閃光”――[その4]
流れ星が幻想的なのは、あっという間に燃え尽き、また元の真っ暗な夜空に消えていくからだ。益荒雄の力士生活も、ある意味でこの流れ星によく似ている。 ※写真上=平成2年名古屋場所、29歳の若さで引退を発表...
2019-08-13
私の“奇跡の一枚” 連載28 『さよなら蔵前国技館』のペンライト
国技館のある墨田区の夜空を見上げると、世界一高い電波塔、東京スカイツリーのイルミネーションが美しく輝いている。その点滅を見るとき私は時折、昭和59(1984)年秋場所千秋楽、観客席がペンライトに揺れ...
2019-08-09
【連載 名力士たちの『開眼』】 関脇・益荒雄広生編 パッと咲いてパッと散った…“白い閃光”――[その3]
まるでレンズの焦点が合うみたいにどんな力士にも心技体の3つがピタッとかみ合う瞬間がある。益荒雄にとって、それがこの昭和61(1986)年九州場所から翌年の夏場所にかけてのおよそ半年間だった。 ※写真...
2019-08-06
私の“奇跡の一枚” 連載27 超大型ライバル・朝潮と大内山
3月、春場所の声を聞くと、私はやはり「大阪太郎」と呼ばれた、46代横綱朝潮関の姿を懐かしく思い出す。胴長のたくましい体に太い眉、胸毛の風貌と、鶏を追うようなハズ押し相撲で人気を集めた徳之島出身の大型...
2019-08-02
【連載 名力士たちの『開眼』】 関脇・益荒雄広生編 パッと咲いてパッと散った…“白い閃光”――[その2]
体重が少しずつ増えるにつれて、益荒雄は番付もジワジワと上がり、初土俵から27場所目の昭和58(1983)年名古屋場所、ついに十両に昇進した。同期の北勝海より3場所遅く、双羽黒より3場所早いというまず...
2019-07-30
私の“奇跡の一枚” 連載26 かの伊之助の白い髭!
平成25(2013)年納めの九州場所、37代庄之助、40代伊之助が誕生し、立行司の空位が埋まった。行司はあくまで力士の引き立て役でしかないのだが、長年の習慣で、やはりおさまるところにおさまっていると...
2019-07-26
【連載 名力士たちの『開眼』】 関脇・益荒雄広生編 パッと咲いてパッと散った…“白い閃光”――[その1]
真っ青な秋空に白い紙を引き千切ったような雲が一つ、のんびりと浮かんでいる。福岡市からクルマで1時間足らずのところにある田川郡糸田町出身の益荒雄(初土俵のときの四股名は本名の手島。昭和58年名古屋場所...
2019-07-23
『相撲』8月号 7月25日(木)発売!
令和初の名古屋場所、4大関休場という非常事態の中、横綱の意地を見せた鶴竜が7場所ぶり6回目の優勝を飾った。本誌では、全15日間の熱戦グラフ+支度部屋マイクで熱戦の振り返り、優勝、三賞力士、新昇進力...