相撲編集部
相撲編集部
2020-05-29
【連載 名力士たちの『開眼』】 大関・貴ノ花利彰編 カミさんのために、そしてこの子らのためにも――[その2]
昭和42(1967)年夏の札幌巡業のとき、当時17歳だった貴ノ花は、おもしろ半分にこっそりタバコを吸っているところを、兄弟子の二子岳に見つかったことがある。 ※写真上=昭和43年春場所新十両、同年九...
2020-05-26
【私の“奇跡の一枚” 連載71】 気分転換で結った三つ折りマゲで 絶不調から奇跡のV字回復!?
我が九重部屋には、かつて床修という名人床山がいた。もともと高砂部屋所属だったが、私の師匠、元横綱千代の山の九重親方が出羽海部屋から独立したのを機に、移籍して来てくれたのだ。 写真上=なにげないスナッ...
2020-05-22
【連載 名力士たちの『開眼』】 大関・貴ノ花利彰編 カミさんのために、そしてこの子らのためにも――[その1]
振り返ってみると、いつでも、誰かと目を剥き、戦ってきたような気がする。 ※写真上=「土俵の鬼」横綱初代若乃花の弟として、入門以来注目され続けた「土俵のプリンス」写真:月刊相撲 果たしてオレは、この大...
2020-05-19
【私の“奇跡の一枚” 連載70】 師匠・柏戸からのご褒美は 生涯最高の『勝利の美酒』
私は平成29(2017)年9月、満65歳の停年という一つの区切りを迎えた。昭和45(1970)年の入門から足掛け47年に及ぶ長い相撲人生である。これまでを振り返って、何が幸せだったかというと、あの柏...
2020-05-18
『稽古場物語』発刊記念対談佐々木一郎(著者・日刊スポーツ新聞社)× 能町みね子(文筆業)
月刊『相撲』夏場所展望号(2020年5月1日発売)に掲載中の『稽古場物語』発刊記念対談のノーカット版をお届けします。著者の佐々木一郎さんと、相撲ファン歴28年で近刊の著書『結婚の奴』が話題の能町み...
2020-05-15
【連載 名力士たちの『開眼』】 大関・大麒麟将能編 相撲は理屈じゃないんだ――不完全燃焼の残り火[その5]
大関の座をつかんだとき、すでに大麒麟は28歳。もう一つ上の横綱昇進をにらむと、“大関取り”に計算外の時間を費やしてしまっていた。現役としての残り時間はもうわずか。このことが、また大麒麟を焦らせた。 ...
2020-05-12
【私の“奇跡の一枚” 連載69】 大双葉降臨! 稽古場で木綿の廻しをつけた理事長
大相撲の伝統を受け継ぐ各部屋には、それぞれに熱心なファンがいて、実に様々な形で声援を送ってくださる。いわゆるタニマチ的な意味でだけでなく、ご自分の趣味や得意を生かしてやってくださることが、修業時代の...
2020-05-08
【連載 名力士たちの『開眼』】 大関・大麒麟将能編 相撲は理屈じゃないんだ――不完全燃焼の残り火[その4]
インテリは勝負もろい、というのは本当なのだろうか。大麒麟を見ていると、この説は正解のような気がしてならない。 ※写真上=二所ノ関部屋の兄弟子大鵬(左)と支度部屋で写真:月刊相撲 果たしてオレは、この...
2020-05-07
5月場所中止、7月場所は国技館で無観客。 「今できることを」と新大関の朝乃山
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本相撲協会は、5月4日、5月場所の中止、7月場所を名古屋ではなく、両国国技館で行うことを発表した。 江戸時代に疫病や火事で何度か中止に 日本相撲協会は新型コロナ...
2020-05-05
【私の“奇跡の一枚” 連載68】“南洋場所”事始め名古屋場所いいたい放題(昭和33年8月号再録)
暑い盛りの風物詩でもある7月本場所は、昭和40(1965)年より冷房完備の愛知県体育館で開催されているが、本場所に昇格した初期の33年からの7年間は、空調とは縁のない施設「金山体育館」で開催されて...
2020-05-01
【連載 名力士たちの『開眼』】 大関・大麒麟将能編 相撲は理屈じゃないんだ――不完全燃焼の残り火[その3]
これも、一種の身の不幸といえる。20歳ジャストで十両になる、というのはそうそうできることではない。むしろ快挙の部類に入る。ところが大麒麟の十両昇進は、それほど脚光を浴びなかった。2つ年上の兄弟子に、...